高岡郡四万十町(旧・高岡郡窪川町)で宿泊。
第37番札所「岩本寺」へは時間切れで、納経所の営業時間内に間に合いませんでした。
翌日の最初に出直しです。
さて、宿探しですが…。
時間内での到達地点を読めなかったので、宿も決めていませんし、当然のことながら予約も何もしていません。
これは困ったぞと。
まず、車にガソリンでも給油して…ぼちぼち考えましょう。
こういう時はカーナビがあると便利です。
土地勘の無いところでも、難なく指定のブランドでガソリンスタンドを見つけます。
ガソリン満タンになったところで、次はコンビニです。
明日に消費する、お茶など補充します。
難なく見つかると思いきや、カーナビで検索したコンビニは…携帯電話屋に化けていたり、タバコの取り扱いが無かったり、なかなかに難儀します。
タスポ持ってないので、タバコは自販機で買えないんです。
そんなこんなでコンビニ3軒目。
気がつけば、国道56号線を大きく後戻りしています。
ようやく幅広い取り扱いのあるコンビニに到着します。不足物を買い求めて補充します。
レジのお姉さんより「少々お待ちください!」とのこと。カウンターの奥の小部屋に引っ込んでしまいます。
「お遍路さんにお渡ししています。」奥の小部屋から出てきたかと思えば、手には500mlお茶のペットボトルが持たれています。
思いがけず、先に買っていたものと併せてお茶が2本になってしまいました。あって困るものではありませんし…。
お接待ですので、気持ちよくいただきます。
さて、不足物も補充できたところで、いよいよ宿探しです。
ひどく余裕なことで。
カーナビの「ジャンル検索」で、「宿泊施設全般」で探してみます。
とりあえず、最寄りのところ…あら?数百メーターのところにあるじゃありませんか。これは気がつかなかった。
とりあえず行ってみます。
国道から少し奥まったところにある…どこからどう見てもラブホでした。ありがとうございました。
「ちっ!」舌打ちをしながら、車を回頭させます。
話は振り出しに戻ります。
やはり、カーナビの「ジャンル検索」の「宿泊施設全般」で探します。
現地点のところはダメとして、少々の距離があっても「ビジネスホテル」と銘打たれたところで目的地セットします。
半時間も走らないうちに到着しますが…。
なんか薄暗くって怪しい雰囲気。安いところでは多いですけどね。クレジットカードも使えないし。これはパスかな?
もう、18時を過ぎています。贅沢言ってる場合じゃないんですが。
そう言えば…。
往路のいたるところで「ホテル松葉川温泉」の看板を多く見かけたなぁ。
ちょっと距離はあるけど、行ってみる価値はありそう。
2ヶ月連続で温泉ホテルも良いもんだ。
県道19号線から、県道322号線と経由して…どんどん山を奥深く入っていきます。
だんだん嫌な予感がしてきます。こんな奥地まで来て大丈夫だろうか?
もし、小汚い(失礼)温泉旅館とか出てきたらどうしよう?
約20Kmを半時間ほど走ります。
程なく到着します。先ほどの心配は危惧であったことが分かります。
深い山中にもかかわらず、近代的で美しい建物、広い駐車場へ辿り着きます。
「これはヒットかも?」
期待に胸を躍らせ、小走りにフロントへ向かいます。
「予約してないですけど泊まれますか?」単刀直入にフロント係の男性に声をかけます。
「申し訳ございませんが…いっぱいでして…」ホントに申し訳なさそうに答えられます。
あらま残念。もう日も暮れそうです。
往路の看板に電話番号ぐらい載っていたハズなので、先に電話で確認すれば良かったですね。
これ以上の時間の経過は、より状況を悪くさせます。
ひとまず、第37番札所「岩本寺」まで戻ります。往復40Kmぐらい無駄に走ってしまいました。
とにかく、岩本寺さんを原点に考えます。
困った時は「四国八十八ヶ所詳細地図帖」ですね。
と言うか、最初からコレを出してきなさいよと。

JR、土佐くろしお鉄道「窪川駅」の近く。
もちろん、岩本寺さんにも近いところに「まるか旅館」があるみたいです。
もう時間も19時近い。なにが出てきても驚きません。何も言わず、ここで決定です。むしろ、なぜ?最初からココにしなかったのだろう?
先ほどの失敗をしないように、まず電話で泊まれるかを確認します。
「お一人様なら大丈夫です!」とのこと。
これ幸い。場所はカーナビで把握しています。
時に19時18分。
本日の遍路は終了です。本文の遍路以外のところで苦労してしまいました。
客室に案内されます。「エアコンはすぐ効きますので…」とのこと。扇風機も回っています。
「お風呂の準備ができたら、お呼びいたしますので…お待ちください。」と仲居さん続けられます。
え?大浴場?な訳ないですよね。
古風な大部屋を1人で占有です。
今までも、たまにありましたが…なにか得した気分です。
ん?隣の部屋との境はフスマ1枚か?ま、いっか…寝るだけだし。
輪袈裟を取り、ハンガーにかけます。
白衣も同様に。
これで一息つきました。
タバコに火をつけ、くゆらせます。
ついでにテレビをつけてみます。隣の部屋から咳払いが聞こえ、慌ててテレビ消します。
まだ、そんな時間じゃないですが…お互い不快感のないように。
間もなく、内線電話が鳴ります。
「お風呂の準備ができましたので、お入りください!」とのこと。
「しまった!」ここで気がつきます。民宿とか旅館を想定していなかったので、着替えは持っているのですが…タオル類を一切持っていません。
素泊まりで安いところに泊まる時は、タオルとか歯ブラシも持っておかないと…。
「失礼します…」スルスルと、入り口のフスマが開きます。
仲居さんが、浴衣ほか一式を持ってきてくださいました。その中に、タオル、歯ブラシと含まれています。
…良かった。もう今さらコンビニになんて出かけられないです。
今日は多く汗をかいたので、シャワーが気持ちいい。
大急ぎで体を洗って湯船へ。大浴場まではいきませんが、それなりに大きな浴槽。
シャワーも2口ありますので、2人3人は平気でしょうね。もっとも、旅館のほうで1人づつに調整してくれるのでしょう。
さて、一風呂浴びたところで食事です。
もっと早めに予約していれば、旅館で準備してくださったのでしょうけど…。
遅い時間の飛び込みですから、もう素泊まりで確定です。
玄関まで降りてくると、女将さんに会います。
女将さんに尋ねます。「このあたりで食事ができるところあります?土佐料理が食べられるところが良いですが…?」
「いやぁ、あまり詳しくないので…五叉路あたりで見てみますか?」とのこと。
メインストリートですね。
「なるほど!分かりました…」と、玄関から出ようとしたら…外は雨。
いつの間に降り出したのだろう。
昼は快晴だったのに。
傘をお借りします。
雨中、メインストリートへ向かって歩きます。
日没前に通過した時に「一番に賑やかそうなところ」と認識しています。
「ぉぃぉぃ…どうしたことですか?」
あまり賑やかじゃありません。むしろ、明かりのついている店が少ないぐらい。
大丈夫ですか?仮にも、JRと土佐くろしお鉄道の相互乗り入れの大きな駅がある地域ですよ。
こういう時は直感です。
明かりのついている店で、1番輝いているところを目指します。
変な意味じゃなくて…妖しい輝きじゃなくて、その日のインスピレーションに合う看板です。これで、おおよそ間違いない。

時に20時30分。
ピンときました。
今日の夕食は、居酒屋「来楽(きらく)」です。
…夕食と言うより、晩酌ですか?もう、白衣も脱ぎ、輪袈裟も下ろしているので…お許しください。
楽しみにしながら、暖簾をくぐります。
カウンター席に着き、おしぼりも受け取ります。
「とりあえず生中から…」こうなると長くなります。
わたしと歳が近そうなマスターです。
遍路で来ていること、急な雨でビックリしたことなどから話題にします。
店名の由来について聞く頃には、良い盛り上がりです。
良く聞けば、マスターとは同い年でした。干支もバッチリ一致。
岩本寺さん間に合っていれば、宿をもっと南で取るようにしたので、今日の出会いはありませんでした。
これも何かのご縁と…。
思いがけず、遍路話にも広がります。
間もなく、ママもご出勤です。
他のお客さんも何組か入れ替わりがありましたが、長居を続けます。
久々に大いに盛り上がり、時間の経過も忘れます。
あんまり楽しんで、時間の経過を忘れ、退出の時刻はブログには書けません。
日は変わって、8月12日。
宿でゴロゴロしていて気がつけば10時前です。これは慌てます。
大急ぎで出発準備です。洗顔、簡単に髪も洗って…。荷物はそのままで十分に良いです。
ただ、デジカメと携帯の充電を忘れたのが痛い。これは、後々に悪影響があるかもね。
予定に反して、10時25分チェックアウトです。厳しいホテルなら超過料金を請求されますよ…。
これより第37番札所「岩本寺」へ向かいます。
| 固定リンク
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/52052/42207900
この記事へのトラックバック一覧です: 高岡郡四万十町(旧・高岡郡窪川町)で宿泊。:



コメント
つまずくときは、ほんとに躓きますね
最後いい店が見つかりよかったですね
投稿: はま~ | 2008.08.26 20:53