四国第30番奥之院「安楽寺」
四国第30番奥之院「安楽寺」
平成20年4月22日 15:35
四国第28番奥之院「爪彫り薬師」、本寺であるところの第28番札所「大日寺」を後にして、四国第30番奥之院「安楽寺」へ向かいます。
県道22号線を南進。道幅広い、国道55号線(南国バイパス)を西進します。そのまま西進すると、国道32号線へ接続します。
高知市高須新町一丁目付近から、県道44号線を北進です。頃合いを見て、県道374号線(大津バイパス)を西進します。いつしか、県道384号線に接続し、さらに西進を続けます。
ひどく煩雑な往路ですが、カーナビの提示した道なので効率的なのでしょう(たぶん)。
JR高知駅前を通過です。
駅周辺の線路の高架化にともなって、駅舎を新築したのは聞いていましたが…。現代的なデザインの駅舎が、旧来の駅舎の北側に見えます。
旧来の駅舎は、足場で囲まれ…窓枠なども取り外され…取り壊し中のようです。
古くからの懐かしい駅舎は、昨年11月の歩き遍路の時に見たのが最後になりました。

しばし西進を続けて、細い路地へ向かって右折、北進を始めます。
北へ向かっての一方通行のような、徐行で進みたくなるような…細い路地です。
ホントに、この先に霊場があるのかな?
程なく、第28番札所「大日寺」より35分ほどで到着です。
高知市洞ヶ島の四国第30番奥之院「安楽寺」です。

結局、境内まで車で乗り込むことになってしまいます。
駐車場と思われるところで降車の後、身なりを整え、携行品を準備します。
山門から、一礼の後に入り直しです。
さて、かつてのある期間、「第30番札所」が2ヶ所あった時期があります。明治9年から平成5年です。
ここ、安楽寺さんも本寺を名乗っており、そして今では第30番札所の善楽寺さんも本寺を名乗っておりました。
これは、廃仏毀釈も含めて、弘法大師像の所在と色々と経緯もあったそうです。
度重ねる協議の後、平成5年10月1日以降は、善楽寺さんが第30番札所、安楽寺さんは第30番奥之院と決まったとのこと。
ガイドブックによっては、両方を「第30番札所」と紹介するものもあるようです。
もっとも、どちらにお参りしても、ご本尊、御大師さまは、おられるわけで両方にお参りするのもよろしいかと思われます。


新しくて、大きな本堂へ参拝です。
続いて、歴史を感じる大師堂へ参拝です。
納経所へ向かいます。
迎えてくださったのは、わたしと年が近そうな…剃髪の男性です。
無事に、納経の印をいただきます。
遍路ノートを整理するために、ベンチのある一角へ向かいます。
お婆さんに呼び止められます。
「歩いて行ってますか?」
「いえいえ、今日は車なんですよ!」応えます。
この傾向は「長い」遍路話へ繋がることが予想されます。


「74番の甲山寺さんへの交通の便はどんなものですろ?(土佐弁)」お婆さんより。
「甲山寺さんは難しいですよ?善通寺さんからが良いですよ!」応えます。
地図を広げて説明します。
公共交通機関利用であれば、巡拝に難しい札所は多くあります。
お婆さん曰く。
「車には弱いけど、マイクロバスで何度か巡拝した!」
「横峰さんは大変だ!」とのこと。
「そりゃ、横峰さんは大変だ」と、話は長くなります。
「いや、それが74番さんと前後が行けてないのよ!」と、お婆さんより。
「なるほどね…。便がないので難しいと言えば、難しい。」答えます。
「JRの善通寺駅からタクシーって、しんどいかな?」尋ねてみます。
「いやぁ…。どうじゃろ?」お婆さん
長くなる遍路話は、このパターンが多いと思われます。


閑話休題。
「昔は、こっちが30番だったんじゃよ?」お婆さんより。
「平成になってから、奥の院になったんですよね?」応えます。
「お兄さん、お国はどちらかね?」お婆さんより。
「徳島です。今日は帰ります。仕事もあるので…。」応えます
「そおかぁ…」残念そうに答えられたので、恐縮します。もし「宿も無くて…」なんて言ったらどうなっただろう?
「おばさん!写真もらっていいかな?記念撮影!」声をかけます。
「いやいや、こんな…お婆さん撮っても惜しいよ?」
お婆さん、きれいにキメてます。

お婆さんと、お別れの挨拶をします。
続いて、しばし散策します。
安楽寺さんを写真に納めようと頑張りますが、逆光で思うように撮れません。
ほか、何か忘れているような気がするな…。
何か物足りない。
時に16時30分。四国第30番奥之院「安楽寺」を後にして、帰路につきます。
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コメント
両眼微笑さん徳島だったんですね
写真も綺麗で 同行したみたいな気持ちになりました。
ありがとうございます
投稿 黒木 | 2008.04.28 19:51