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2008.04.22

第2拝、27日目スタートです。

 快晴とまではいかないまでも、なかなか良い天気。
 これがまた、4月にしては…らしからぬ陽気。屋外で少し動けば汗ばむほどです。そう言えば、予想最高気温は20度を超えるなんてテレビで言っていたように思います。

 世間はウィークデイですが、シフト勤務の都合で…わたしは休みです。
 これは遍路に出ないとね。
 3ヶ月ぶりになるのかな?

 平成20年4月22日。
 第2拝、27日目としてスタートです。

 ホントは早朝の5時に出発の予定でしたが、先日までの疲労からか…思い切り遅寝。
 10時ごろにゴソゴソ起き出してきます。いきなりスケジュールの見直しを迫られます。
 まぁ、順拝の段取りは「いつでも出発可能」なほどできているので、元より「ぶらり気まま遍路」です。どうとでもなります。
 出発が早ければ、須崎市の四国別格第5番「大善寺」まで足が届いたと思われますが、次回以降の楽しみに残しておきましょう。

 朝5時出発なら、4時過ぎには起床していないといけないわけで。
 それはそれで…今の状況からすると酷かなぁ…と。

 今回は、「修行の道場」土佐は高知の四国第28番奥之院「爪彫り薬師」から、四国第30番奥之院「安楽寺」を順拝の予定です。
 「歩き」を期待された方、ごめんなさい。
 なにぶん遠方の、慣れない奥之院霊場なので…日帰りの上、「車」で行ってきます。

 余談ですが、去年の11月に近くを歩き遍路しました。
 やはり、地理勘はなくなっていますね。

 11時には、恒例の出発前記念撮影の後、目的地へ向け発車です。
 たぶん本日で最後の目的地…安楽寺さんには、時間的にはギリギリでしょうね。

 出発したばっかりですが、腹ごしらえをしておきます。
 次に食事ができるところとなると、何処で何時になるか分かりません。
 時に11時15分。文字通り「出発直後」です。近所の、うどん屋さんで朝食か?昼食か?分からないような感じです。ブランチと言うほど…オシャレじゃないですね。
 15分ほどで急いで済ませます。こういう時は「学食方式のうどん屋さん」は便利です。

 時に11時55分。徳島インターチェンジから続いて料金所と通過します。
 徳島自動車道を快調に西進します。

 途中、道路工事で片側交互通行になりビックリします。
 相当に手前から案内されているのですが、やはり高速道路の上で「速度ゼロ」になるのは恐怖感が伴います。ルームミラーに注意しながら、ハザードランプを点滅させ…穏やかに減速します。

 短い停車時間の後、再スタートです。
 ツイてるかも?高速道路の工事で片側交互通行なんて「10分止め」ぐらい平気でやってます。待ち時間は、ほんの数分でした。

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 時に12時55分。池田パーキングエリアで休憩です。
 ここまで不測の停車を除いて、一気に走ってきました。ま、1時間ぐらい楽勝ですね。
 しばし、体を動かしたり、タバコを吸ったりした後に再々スタートです。

 川之江東ジャンクションを経由、高知自動車道路に入ります。
 順調です。

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 高知道では、片側2車線化工事が進んでいます。
 少々の難がある部分が残っているものの、完成間近と言って過言ではないでしょう。対面通行の頃は、色々と不便、恐怖もありました。
 もう遠くない将来、上りも下りも完全に分離した2車線になるでしょう。

 時に13時47分。南国インターチェンジより、高知自動車道から流出します。
 改めて思うに、徳島から高知も近くなりましたねぇ。

 国道32号線を南進。続いて国道55号線(南国バイパス)を東進します。
 自分への覚え書きは不要なぐらいです。かつては「庭のように」走り回っていました。
 いつ通っても懐かしいなぁ。

 県道22号線を北進する頃には、大日寺さんへの案内板を多く見かけます。
 実のところ、四国第28番奥之院「爪彫り薬師」を目指すことは、第28番札所「大日寺」を目指すことと同じです。
 見覚えのある「狭いゲート」に辿り着いた頃には、程なく到着です。

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2008.04.24

四国第28番奥之院「爪彫り薬師」

四国第28番奥之院「爪彫り薬師」
平成20年4月22日 14:14

 徳島より3時間ほどの快走の後、程なく到着です。
 大型車は通れないゲートは健在でした。平成16年の車遍路の時と同様に、恐る恐る…最徐行で通過します。

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 去年の11月に近くを歩き遍路した時には、こちらのルートは通らなかったので「その健在ぶり」は不明でありました。
 不評そうなので、もう少し車道の幅を広くするとか…もっとシンプルな構造すればいいと思うのです。
 もっとも、「マイクロバスお断り」の事情は理解できるのですが…。

 普通車の対向も難しそうな、道幅が狭い山道を少しだけ登ります。
 きっと、ここまで車遍路してきた方々には、もう慣れっこで平気でしょう。

 遍路用品屋さんも見られる、駐車場へ辿り着きます。
 香南市野市町の第28番札所「大日寺」です。

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 駐車場で降車、身なりを整え、携行品を準備します。
 さて、ひとまず山門で一礼の後、境内へ臨みます。そのまま本堂へはお参りせずに…「奥の院」の案内板に従って歩きます。
 順路は、本寺より山道を歩いて登るようです。登り口を見てビビります。「何キロも歩くのだったらどうしよう…?」ちょっと嫌な予感がします。

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 何のことはありません。
 ほんの数分で到着です。
 参道は、お堂の近くまでコンクリート舗装され、若干の傾斜はあるものの歩きやすいものです。
 段数少ない石段を登った上に、小さなお堂があります。

 さてさて、「爪彫り薬師」さまの縁起ですが…。
 わたしは存じ上げません。申し訳ありません。
 インターネットで検索すれば、山ほど出てきますが…丸写しをするわけにもイケません。

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 お堂の近くに立てられている、立て札から引用しますと…。
 「大日寺奥の院爪彫り薬師」
 「当院奉安の霊木は、弘法大師が楠の大木に薬師如来を刻まれたことから、爪彫り薬師として名高く、首から上の病気に霊験があると言われており、ご利益を頂くと自然に穴のあいた石を奉納することが習いとなっている。」
 「奥の院の横に流れ出る霊水は、大師のご加持水として古くから尊ばれ渇水時にも枯れたことがない。また平成2年には高知県の名水に選定されている。」
 とのこと。

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 いつもと同じ手順で、お参りします。
 「納め札」を奉納する箱が見あたりません…。
 よく見ると、写経を納める箱はあるのですが。先客は「写経」を納める箱に、納め札を入れているようです。少し悩みましたが、先客に習うことにします。

 本寺の納経所へ向かいます。
 「奥の院さんでお願いします!」と伝えたところ、納経所の老人の男性は慌てて探し始めます。
 「朱印は何処だったか…?」おじいさんは探しています。

 「すいませんね!滅多に奥の院さんの求める人いないでしょ?」声をかけます。
 「いや。たまにおる(笑)」とのこと。

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 しばし待ちます。
 無事に納経の印をいただきます。

 「きれいに完成しましたね!」納経所の方に声をかけます。去年の11月に訪れたときには、新しい納経所、寺務所は建築中でした。
 「おかげさまで…」応えられます。
 ご寄進もしていないので恐縮してしまいます。

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 しばしの散策です。
 せっかくですので、本堂、大師堂へも足を運びます。

 時に15時ちょうど。四国第28番奥之院「爪彫り薬師」を後にして、四国第30番奥之院「安楽寺」へ向かいます。

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2008.04.26

四国第30番奥之院「安楽寺」

四国第30番奥之院「安楽寺」
平成20年4月22日 15:35

 四国第28番奥之院「爪彫り薬師」、本寺であるところの第28番札所「大日寺」を後にして、四国第30番奥之院「安楽寺」へ向かいます。
 県道22号線を南進。道幅広い、国道55号線(南国バイパス)を西進します。そのまま西進すると、国道32号線へ接続します。
 高知市高須新町一丁目付近から、県道44号線を北進です。頃合いを見て、県道374号線(大津バイパス)を西進します。いつしか、県道384号線に接続し、さらに西進を続けます。
 ひどく煩雑な往路ですが、カーナビの提示した道なので効率的なのでしょう(たぶん)。

 JR高知駅前を通過です。
 駅周辺の線路の高架化にともなって、駅舎を新築したのは聞いていましたが…。現代的なデザインの駅舎が、旧来の駅舎の北側に見えます。
 旧来の駅舎は、足場で囲まれ…窓枠なども取り外され…取り壊し中のようです。
 古くからの懐かしい駅舎は、昨年11月の歩き遍路の時に見たのが最後になりました。

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 しばし西進を続けて、細い路地へ向かって右折、北進を始めます。
 北へ向かっての一方通行のような、徐行で進みたくなるような…細い路地です。
 ホントに、この先に霊場があるのかな?

 程なく、第28番札所「大日寺」より35分ほどで到着です。
 高知市洞ヶ島の四国第30番奥之院「安楽寺」です。

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 結局、境内まで車で乗り込むことになってしまいます。
 駐車場と思われるところで降車の後、身なりを整え、携行品を準備します。
 山門から、一礼の後に入り直しです。

 さて、かつてのある期間、「第30番札所」が2ヶ所あった時期があります。明治9年から平成5年です。
 ここ、安楽寺さんも本寺を名乗っており、そして今では第30番札所の善楽寺さんも本寺を名乗っておりました。
 これは、廃仏毀釈も含めて、弘法大師像の所在と色々と経緯もあったそうです。
 度重ねる協議の後、平成5年10月1日以降は、善楽寺さんが第30番札所、安楽寺さんは第30番奥之院と決まったとのこと。

 ガイドブックによっては、両方を「第30番札所」と紹介するものもあるようです。
 もっとも、どちらにお参りしても、ご本尊、御大師さまは、おられるわけで両方にお参りするのもよろしいかと思われます。

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 新しくて、大きな本堂へ参拝です。
 続いて、歴史を感じる大師堂へ参拝です。

 納経所へ向かいます。
 迎えてくださったのは、わたしと年が近そうな…剃髪の男性です。
 無事に、納経の印をいただきます。

 遍路ノートを整理するために、ベンチのある一角へ向かいます。
 お婆さんに呼び止められます。
 「歩いて行ってますか?」
 「いえいえ、今日は車なんですよ!」応えます。
 この傾向は「長い」遍路話へ繋がることが予想されます。

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 「74番の甲山寺さんへの交通の便はどんなものですろ?(土佐弁)」お婆さんより。
 「甲山寺さんは難しいですよ?善通寺さんからが良いですよ!」応えます。
 地図を広げて説明します。
 公共交通機関利用であれば、巡拝に難しい札所は多くあります。

 お婆さん曰く。
 「車には弱いけど、マイクロバスで何度か巡拝した!」
 「横峰さんは大変だ!」とのこと。
 「そりゃ、横峰さんは大変だ」と、話は長くなります。

 「いや、それが74番さんと前後が行けてないのよ!」と、お婆さんより。
 「なるほどね…。便がないので難しいと言えば、難しい。」答えます。
 「JRの善通寺駅からタクシーって、しんどいかな?」尋ねてみます。
 「いやぁ…。どうじゃろ?」お婆さん
 長くなる遍路話は、このパターンが多いと思われます。

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 閑話休題。
 「昔は、こっちが30番だったんじゃよ?」お婆さんより。
 「平成になってから、奥の院になったんですよね?」応えます。

 「お兄さん、お国はどちらかね?」お婆さんより。
 「徳島です。今日は帰ります。仕事もあるので…。」応えます
 「そおかぁ…」残念そうに答えられたので、恐縮します。もし「宿も無くて…」なんて言ったらどうなっただろう?

 「おばさん!写真もらっていいかな?記念撮影!」声をかけます。
 「いやいや、こんな…お婆さん撮っても惜しいよ?」
 お婆さん、きれいにキメてます。

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 お婆さんと、お別れの挨拶をします。
 続いて、しばし散策します。

 安楽寺さんを写真に納めようと頑張りますが、逆光で思うように撮れません。
 ほか、何か忘れているような気がするな…。
 何か物足りない。

 時に16時30分。四国第30番奥之院「安楽寺」を後にして、帰路につきます。

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2008.04.28

27日目終了です。

 四国第30番奥之院「安楽寺」を後にして、帰路につきます。
 時刻も17時に近くなっているので、もう1ヶ寺を打つのはあきらめて…。
 お腹も空いていないので、このまま直帰します。

 細い路地を抜け、県道384号線まで戻り東進します。
 カーナビの音声と、高速道路への「緑色の案内標識」に気をつけながら、左折の地点を探します。
 「ここだ!」と思ったところで、北進を始めます。

 間もなく、県道44号線へ合流します。高速道路のインターチェンジのありそうな雰囲気になってきます。
 ここまで来れば…行き過ぎたりはないでしょう。

 時に16時46分。高知インターチェンジから高知自動車道へ流入します。
 前走車、後続車ともに少なく。これより単調ではあるものの、快走を始めます。
 たまに前走車に追いついたり、後続車に無理な追い越しをされますが、そこは臨機応変に対応します。

 南国インターチェンジを過ぎた頃から、トンネルの多い山間区間へ入ります。
 上り線は新しく開通した部分が多いので、路面の状態も大変によろしく…ロードノイズも少なく。快走を続けます。
 所々に残る、工事中の区間を見るにつけ「あぁ、片側2車線化って…こんな方法でするんだ!」と妙に感心したりします。

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 川之江東ジャンクションを経由、徳島自動車道路に入ります。
 順調です。

 時に17時30分。池田パーキングエリアで休憩です。
 ここまで大きな変化もなく(高速道路上で大きな変化があっても困りますが)、一気に走ってきました。ま、40分間ぐらい楽勝ですね。
 しばし、体を動かしたり、タバコを吸ったりした後に再スタートです。

 引き続き、徳島自動車道を快調に東進します。
 改めて見ると、やはり新規に開通した区間と比較して、徳島自動車道は老朽化が見える部分もありますね。
 まぁ、見栄えとかロードノイズの問題で、大きな危険は無いと思うのですが…。

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 時に18時28分。徳島インターチェンジより、徳島自動車道から流出します。
 やはり思うに、高知から徳島も近くなりましたねぇ。

 19時前には無事に帰宅しました。
 今朝からだと、高知県の中央部へ行って戻ってきただけなのですが…それでも350Km。そんなものかな?

 今回も、車で巡拝したので…あっさりしてます。
 ただ、何か物足りないような気もしますが、おおむね良好の遍路だったと感じています。
 それなりの出会い、会話もありました。順拝が2ヶ寺だけなのが惜しまれるところ。

 まず、後片付け。
 そして、晩ご飯、お風呂も済ませてしまいましょう。

 今後の「奥之院霊場への参拝」について悩んでいます。
 四国八十八ヶ所本寺、別格20霊場が、なかなか進んでいないんですよね。かと言って、奥之院さんを後回しにすると、きっと足を運ばないような気もしています。

 さて、次回はどこに向いて行こうかな。

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