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2008.01.04

第2拝、26日目スタートです。

 快晴とまではいかないまでも、なかなか良い天気。年末年始の天候不順からすると見違えるようです。
 世間は「仕事始め」だったりしますが、まだわたしは休暇だったりします。
 とりあえず、年は越しました。

 平成20年1月4日。
 第2拝、26日目としてスタートです。

 ゆっくりめの8時起床。
 毎度のごとく段取りもよろしく。前日に必要なことは済ませてあります。
 しかし、距離を知りたる油断からか…モタモタしていたら8時50分ごろ出発準備完了です。
 …母とは9時と約束していたのですが、いきなり遅れてしまう。
 母との順拝は第23番札所「薬王寺」以来なのに…。

 じつは去年より、たまには「お袋でも誘って初詣に行ってこよう。」と計画していました。
 「天候を見つつ1月4日の朝9時に迎えに来ます!」と、年末に足を運んだときに伝えてあります。
 正月三箇日を過ぎているので、大きな混雑は無いと期待しつつ。
 一応は「遍路スタイル」で。今回は車での巡拝です。

 元日にも親子兄弟、孫まで入れて会食をしましたが、その時の話題の1つで「4日は天気良かったらいいねぇ!」も出ました。
 その時に「白衣も準備しとってな!輪袈裟は持って行くけん!(阿波弁)」と会食の話題になります。
 簡単に目的地の説明も同時にします。

 前日の3日には電話でブリーフィングです。
 要点としては…。
 「白衣を準備しておいてください。輪袈裟は持って行きます。」念押しで。
 「標高1,000mを目指すので、白衣の下には相応に着込んでおいてください!」
 「あんまり寒かったり、道路の凍結があれば引き返したり、状況が悪ければ中止もあります。帰宅の時刻は分かりません。」
 この3点です。少しおどかしてみたり。
 いや、何も「この1月の寒い時期」にとも思いますが、今回の目的地です。

 今回は、「菩薩の道場」伊予は愛媛の第65番札所「三角寺」から、「涅槃の道場」讃岐は香川の第66番札所「雲辺寺」を順拝の予定です。
 一昨年に歩いた第64番札所「前神寺」から後を歩く自信がなかったので、初詣と称して打たせていただきたく思います。
 「歩き」を期待された方、ごめんなさい。
 なにぶん難しい区間なので…日帰りの上、「車」で行ってきます。

 時に9時10分。いささか遅れて母を迎えに上がります。
 待ちかねていたようで、すでに母は準備万端に整っています。これは、申し訳ない。
 母へ輪袈裟を掛けてもらって出発です。

 当面の目標は、徳島自動車道を終点を過ぎてまで走行することです。
 9時25分。徳島インターチェンジから続いて料金所と通過します。

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 10時15分。吉野川ハイウェイオアシスにて、トイレと…わたしはタバコの休憩です。
 西方の山々は所々に白く雪が見えます。
 母に言います。
 「これは高いところ、日陰とか凍っとるかもなぁ?雲辺寺さんは途中でダメになるかもな?登れても寒いで?(阿波弁)」とりあえず。
 「行ってみてのことにせんで?(しませんか?の阿波弁)」母より。
 徳島自動車道をさらに西進します。

 三好市池田町が近づいてきた頃から気になっていたことがあります。
 「凍結防止剤を撒きまくりやがな!(阿波弁)」思わず言ってしまいます。路面は独特の白色で覆われています。
 「これは帰ったら車を洗わんとイカんで。(阿波弁)」続けて。
 母より「どして?」と聞かれます。
 「あれは『塩みたい』なもんや。車についたママやったら痛むんよ。(阿波弁)」答えます。
 「なるほどね。」と母は妙に感心しています。

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 川之江東ジャンクションを通過。
 続いて、川之江ジャンクションを通過します。
 松山自動車道を西進します。

 時に10時42分。三島川之江インターチェンジから流出します。
 さて?カーナビの示す方向は…国道192号線を西進のようです。東進のつもりでいたので、心当たり無くはないですが…ナビの示す方向へ進行します。

 どちらにしても、第65番札所「三角寺」への往路としては大きく離れていないでしょう。
 しばし国道を西進して、路地に入ります。

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2008.01.06

【第2拝】第65番札所「三角寺」

【第2拝】第65番札所「三角寺」
平成20年1月4日 11:07

 松山自動車道より流出、国道192号線を西進します。
 国道11号線、川之江三島バイパスを経由。県道124号線を南西へ進みます。
 程なく細い路地へ入ります。

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 善法寺さんの角を曲がり、山道へ向かいます。
 本来の遍路道のようです。時折に「へんろ道保存協力会のシール」も見かけるので、安心して進行します。
 穏やかに高度が上がり始めます。ちょっと見晴らしの良いところで、車から降りて写真撮影。

 林道、馬瀬線への分岐点がありますが…ココでの選択肢は林道ではなく、さらに南東へ進みます。
 道幅が細くなります。もう見た通りです。
 記憶にないので少し不安になります。前回は、工事区間があったのでコチラは通っていないんですよね。

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 細い山道を進みます。
 まぁ、慣れたもので…快調に走行します。

 三島川之江インターチェンジから、約12Kmを30分ほどで到着です。
 第64番札所「前神寺」からだと約50Kmほどのようです。歩けば13時間ほどでしょうか?山道があるから…もっとかかるかな?
 四国中央市金田町の第65番札所「三角寺」です。

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 石段前で、多くの少年が集まっています。
 何か?催しでしょうか?
 引率のおじさんが、何か少年たちへ話していますが…よく聞こえません。

 駐車場で、白衣を正したりしているうちに境内へ登られたようです。
 すでに少年たちの姿は見えません。

 石段を登りますが、母を待ちながら。
 急かさず。急がず。そこそこで。

 本堂へ参拝です。
 大きいなぁ。
 カメラのフレームに納めるのに苦労します。

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 大師堂へ参拝です。
 ふと、桜か梅か?早く咲いている花を見つけます。
 すれちがった男性から「桜が咲いていますね!」と声をかけられます。

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 納経所では、剃髪の男性より納経の印をいただきます。
 雲辺寺さんについて「道が凍っていないでしょうか?」尋ねますが…。
 「さぁ?それは雲辺寺さんで聞いたほうがいいですよ。」とのこと。確かに、それはそうだ…。

 母は納経所で暖を取れたので、ヨシとしますか。
 確かに「寒い」とは聞いてないですが、そんなに寒くなかったですよ。
 風がないのが良かった。

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 おっとり石段を降りて駐車場です。
 まだ、時間には余裕があります。

 「おにぎり食べんで?(食べますか?の阿波弁)」母より。
 「食べるわ!(阿波弁)」おにぎり食べます。
 母の「握り飯」も久々か。梅も入っていて、美味しく食べます。
 駐車場の縁に座って食べます。たぶん、寒かったらできなかったでしょうね。

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 時に12時ちょうど。第65番札所「三角寺」を後にして、第66番札所「雲辺寺」へ向かいます。

【第1拝】第65番札所「三角寺」

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2008.01.08

【第2拝】第66番札所「雲辺寺」

【第2拝】第66番札所「雲辺寺」
平成20年1月4日 13:50

 第65番札所「三角寺」を後にして、第66番札所「雲辺寺」へ向かいます。
 元来た道と違って、三角寺さんからガードレールが沿って伸びる…長い山道を静かに下ります。
 道の両側にミカン畑の多い坂道を下り、さらに住宅地を抜けると「ふもと」は間もなくです。松山自動車道の高架線下をくぐる頃には、高度は里ぐらいまで下りています。
 今、思い出しましたが、前回はこの山道を登ってきたように思われます。

 国道192号線を東進します。
 「ここから長いよ!」と母に告げておきます。
 長いトンネルの途中、唐突にカーナビが「徳島県へ入りました!」と知らせます。

 「これからが、まだ長いんよ(阿波弁)」母に伝えます。
 「ほうで?雪はあるけど、まだ山道ではないな?(阿波弁)」返ってきます。
 「もし山道を登り始めて…凍って登れないところがあったら引き返してロープウェイからにするで?1人で往復2千円やけどな。(阿波弁)」先に見通しを伝えておきます。
 国道沿いでも、日陰になったところでは所々に雪が残っています。ふと、路面凍結の可能性が頭をよぎります。

 国道から離れる、山道への入り口を思い出しません。
 「入り口を思い出さんけど、まぁ『なにか看板』はあるだろう?」そのまま進行します。
 カーナビは執拗に「ロープウェイ山麓駅」への案内を表示しています。ここまで走ればリルートしてもいいのに…。

 三角寺さんから40分ほど走行した12時半ごろ。雲辺寺さん最寄りまで車で行ける、山道への入り口を示す案内板を見つけます。
 ここぞとばかりに左折。北進を始めます。
 県道268号線の山道へ入ります。すぐに山道は尾根の形に添って…右へ左へと向きを変えます。

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 山道をガンガン登ります。
 舗装がしっかりしているところは、対向車に注意しつつ…それなりのペースで。
 日陰など所々に雪が残っていますが、凍結していそうな部分を避けて慎重に走行すれば問題なさそうです。
 これは、終点まで大丈夫かな?
 気分は楽観へ。

 県道268号線は30分ほど走行すると、尾根伝いの区切りの良いところで第67番札所「大興寺」方面へ向かって、右折の北進を始めます。
 今回は右折せず、直進方向に第66番札所「雲辺寺」への私道と思われる道を進みます。
 ココまで走行困難な凍結もなく、無事に到着しました。

 さて、ココから山道はさらに細く、険しくなります。
 ほんの200mも進まないうちに「尾根の陰」になった部分が強烈に凍結しています。
 本来の傾斜もあいまって、進退に困ります。

 「あれま?こりゃダメだ!」と思い始めた頃。
 ニコンの一眼レフを持った、わたしと年が近そうな男性が近寄ってきます。
 運転席側の窓を開けます。

 男性曰く。
 「この先はココ以上に凍っていますよ。車は無理じゃないでしょうか?ココからだと歩けば1時間ぐらいですねぇ。」とのこと。
 「戻って、ロープウェイからが良いでしょうか?」尋ねます。
 「そのほうが安全でしょう!」お答えいただきます。
 これまでの楽観は脆くも崩れ去り、即座にUターンを決断します。
 お礼を申し上げて、窓を閉めます。

 時に13時ちょうど。走行困難な路面凍結に遭遇したため、速やかに下山します。
 狭い山道…工事中の区間もあり…スリップに気をつけつつ、何度か切り返しをします。
 「やっぱり最初からロープウェイにしとったら良かったかねぇ?」母とわたしは口々に。
 ただ、母から不満が出ないのは幸い。
 …わたし1人だったら歩いたかな?あまり自信がありません。

 これまで元来た道を下り、とりあえず山道の入り口まで戻ってきます。
 登って下りただけ。50分ほど無駄にしてしまったかな?
 時に13時19分。仕切り直しです。

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 カーナビが執拗に案内したルートへ戻ります。
 このカーナビは、冬期でなくてもこのルートを示すのでしょうか?降雪期でなければ、県道268号線のルートで全く問題がないのに…。

 国道192号線を西進します。元来た方向へ。
 カーナビは県道8号線への右折を示しています。今度は無視せず、素直に北進のルートを執ります。すぐに山道は尾根の形に添って…右へ左へと向きを変えます。良くあることで。

 県道8号線のワインディングロードを駆け抜けていくと、雲辺寺さんへの案内看板が増えてきます。
 「ココだ!」と思ったところで右折。東進します。
 すぐに山道にありがちな「右へ左へ、上へ下へ」が続きます。

 さすがに、雲辺寺さんへの案内看板を多く見かけるようになります。
 引き返し以外の問題、事故などなく無事に辿り着いたのでヨシとしますか。

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 仕切り直しから、30分ほどで到着です。
 行ったり来たりしたので正確な距離は分かりません。
 時に13時50分。観音寺市大野原町の第66番札所「雲辺寺」ロープウェイ山麓駅です。

 しばし休憩の後、ちょうど良いタイミングで発車のようです。
 「次のロープウェイは14時ちょうどじゃ!(阿波弁)」わたしより母へ伝えます。
 母が4千円をわたしに出してきます。
 「いらんて!(阿波弁)」母へ伝えます。
 「持っときなはれ!(阿波弁)」母から応えられます。
 母にチケットを買ってもらう形でロープウェイに乗ります。

 程なく発車です。
 さすが、標高1,000mを目指すロープウェイ。
 景色の変化は、想像していたものより壮観です。さらに高度は上がり、みるみるうちに観音寺市への景観は足下へ遠ざかっていきます。

 車内で年配のご夫婦と出会います。
 「はて?三角寺さんで…お会いしましたね?」わたしより声をかけます。
 ご主人より「会いましたねぇ。そちらの方は…?」とのこと。
 「母です。」答えます。
 「それは、それは親孝行で…」ご夫婦と母が話し始めます。
 あんまり言ってもらうと照れるから、適当なところで止めて欲しい。

 あんまり恥ずかしいので、話題を転換してみます。
 「ロープウェイを下りたら、標高1,000メーターですよ。かなり寒いですよ!」と振ります。
 ご夫婦、奥様より「えぇ?わたしは薄着なのに!」と返ってきます。
 「これはドアが開いてからの話ですかねぇ?スキー場もあるんですよ!」と応えます。
 しばし、気温、順拝の順路の話で盛り上がります。

 ロープウェイは10分ほどの走行で、標高で約640mを登って到着です。
 と言うことは、山麓駅は標高300m以上だったと言うことですね。初めて気がつきました。

 山頂駅でロープウェイの客室のドアが開いたところで、一同が安心します。
 「大して寒くない!」

 「風がない」ので、思ったより寒くは感じません。
 下車した多くの人々は、それぞれに思うところへ向かって散っていきます。
 近隣にはスキー場もあります。

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 雲辺寺ロープウェイを下車。
 三好市池田町の第66番札所「雲辺寺」です。
 いや、この雪の残りかたは…。見るからに寒い。でも、風がなかったからか?寒さは大したことなかったんです。本当ですよ。

 順路にしたがって歩を進めます。
 さて、どこかで到着確認の写真撮影をと思っていたら…母が道行く人に声をかけてしまいます。
 「大荷物を持った人には言うたらイカん!荷物を持ち直さんといかんけん!(阿波弁)」止める間もなく…。
 ありがたいことに、母から頼まれた方は…スキーの大荷物を友人のあいだで移動させています。いまさら「いいです!」と止めることも出来ません。その節は申し訳ありませんでした。

 石段を登って大師堂です。
 境内に雪の残る境内で、若い女性2人組より話しかけられます。
 「カメラお願いしていいですか?」
 「いいですよ!」当然に快諾です。
 どこに行ってもお互い様です。預かったデジカメでしたが、使い方はスグに分かりました。ショートとロングで完璧に撮って差し上げます。だって、撮り直しの効かないものですから。
 ついでで申し訳ありませんが、親子のところを撮っていただきます。
 お礼を申し上げて分かれます。

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 わたしより母に言います。
 「ここは大師堂で、ほんまは本堂から参拝なんじゃけど?(阿波弁)」
 「ほうじゃな。本堂へ。(阿波弁)」母より。

 納経所の前を通過します。
 さて前回、納経の印は本坊の納経所でいただいたような記憶があるのですが…。
 より、分かりやすい場所に変わったようです。
 それにしても年季が入っているなぁ。どうしたものだろう?
 また、後ほど参ります。

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 本堂は改築中のようです。
 「仮本堂」の案内板も掲げられ、「おたのみなす」も仮本堂前へ。
 いや?「おたのみなす」は元からココだったかな?よく思い出せません。

 本堂へ参拝です。
 時折に、屋根から雪が落ちる音…。
 子供が雪で遊ぶ声。
 これも、また一興か。

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 前後が後先になりますが、先に納経所へ向かいます。
 母より若いけど、わたしよりは…ずっと年上の女性より納経の印をいただきます。
 母へと「暦」をいただきますが、母は「この前に新聞に入っておった?」とか言い出します。
 「ありがたく頂いておきなさい!」少し声を荒げてしまいます。
 お接待についてのブリーフィングが不十分だったようです。わたしの修行も不十分です。

 大師堂へ参拝です。
 これまでと同じように。

 15時00分発のロープウェイに乗車するのに、微妙に時間が残っています。
 ここは、やはり散策でしょう。

 母を連れてなので、あまり無理はできません。
 そして、あまり感じないけど相当に寒冷地のハズです。

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 スキー場、展望公園もある…そのような案内看板も多々あり。
 「頂上まで行けるんで?(頂上まで行けますか?の阿波弁)」母より。
 「行けるなぁ、近いわぁ!(行けます。近いです。の阿波弁)」わたしより。
 「行ってみるで?(行きますか?の阿波弁)」聞いてみます。
 「ほな、行ってみよか?(では、行きましょう?の阿波弁)」親子で。

 山頂を目指します。
 「ここはスキー場じゃ!(阿波弁)」母へ伝えます。
 「登れん!(登れないじゃないか!阿波弁)」返ってきます。
 「毘沙門天さん見てみ、ほんちょっとよ!(ほんの少し!の阿波弁)」答えます
 往路から見えないところから登れます。ほんの数10メーター。スノーパークからだと正面。

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 山頂です。
 毘沙門天さんの足下です。
 母は毘沙門天さんの足下でくつろいでいます。わたしは適当に散策しています。

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 下りのロープウェイの発車時刻に間に合うように、そそくさと山頂駅へ向かいます。
 定刻までに、時間を計ったように乗り込みます。
 特に混雑もなく。

 どこの団体さんでしょうか?
 ご婦人が「ロープウェイは止まらないんですか!止まったらどうなるんですか!」と、ロープウェイ添乗のお姉さんに…不安そうに尋ねています。
 添乗のお姉さん曰く「悪天候の停電で止まったことはありましたが、数分後の電源復旧後には運転しています。」と答えています。
 ところが、件のご婦人は、まだ不安が残るようです。
 思わず「今日みたいな天気だったら無い話よ!」言ってしまいます。
 ほか、知らないオジサンから「心配せんでも『止めてくれ』言うても止まらんわ!」突っ込まれています。
 …このご婦人、登りはどうしたのでしょうか?きっと、揺れるのが怖いのでしょうけどね。

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 ロープウェイは10分ほどの走行で、標高で約640mを下って到着です。
 第66番札所「雲辺寺」ロープウェイ山麓駅です。

 ロープウェイを降りると空気は違います。
 やはり、山頂駅付近より暖かいです。
 標高差640mは伊達じゃないです。

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 しばし休憩です。
 わたしは我慢していたタバコを吸います。母はドコか行きます。
 迷子になることもなく、駅前で集合します。

 時に15時17分。第66番札所「雲辺寺」を後にして、帰路につきます。

【第1拝】第66番札所「雲辺寺」

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2008.01.10

26日目終了です。

 第66番札所「雲辺寺」を後にして、帰路につきます。
 17時の納経所が閉まる時刻まで余裕があります。もう1ヶ寺を打てそうな…第67番札所「大興寺」あたりでしょうか。
 ここはやはり、大興寺さんは「遠くない将来、歩き始める始点」と残しておきます。

 ひとまず昼食です。
 母は三角寺さん前の駐車場で、それなりに食べているので…お腹は空いていないそうですが。
 わたしは「おにぎり1個だけ」だったので、けっこう腹減りました。

 「帰り道で何か食べるところ寄るで?(阿波弁)」一応、母に尋ねてみます。
 「有ったらな。高速乗ってサービスエリアとかは嫌でよ!(阿波弁)」とのこと。
 まぁ、サービスエリアを敬遠することには同意しますが、それだと土地勘の無いところでは選択肢が制限されてしまいます…。

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 とりあえず、第66番札所「雲辺寺」ロープウェイ山麓駅前の駐車場より発車します。
 カーナビの目的地は「母の家」にしておきます。
 運が良ければ帰り道で、うどん屋さんでも見つかるでしょう。

 県道8号線へ戻るまでもなく、北進できるようです。
 第67番札所「大興寺」への遍路道とも重なります。

 高台から下ってきた道は、いつしか「ふもと」まで下りてきています。溜め池の近くも通ります。
 徐々に建築物も増えてきて、住宅地へ入っています。

Dscf0841

 国道377号線を西南西へ進みます。
 程なく、国道沿いの雰囲気は商業地となってきます。
 これは…どこか食事ができるところがありそうです。いや、有って欲しい。

 カーナビの誘導のまま細い路地へ。
 路地を抜けると、国道11号線へ合流します。
 高速道路へお馴染みの「緑色の案内標識」を見かけます。200mも走行しないうちに大野原インターチェンジです。

 はい。残念でした。
 もう後戻りしてまで、飲食店を探すつもりはありません。

 「もう、このまま帰るで…なんぞ食べるんは帰って着替えてからにする。(阿波弁)」母へ伝えます。
 「ほうで?徳島まで帰ったら、魚のうまいところ有るけん寄ってみるで?(阿波弁)」申し訳なさそうに返ってきます。
 「いやぁ、遍路の途中で『生ぐさもの』もなぁ…どうしたもんじゃ。嫌いじゃないけんど。(阿波弁)」応えます。
 「ほうやなぁ…。(阿波弁)」母は何か考えている様子。

 覚悟を決めて…。
 時に15時30分。大野原インターチェンジから高松自動車道へ流入します。前走車、後続車ともに少なく。快走を始めます。
 たまに前走車に追いついたり、後続車に無理な追い越しをされますが、そこは臨機応変に対応します。

 パーキングエリア、サービスエリアが近づいてきた頃には、母へ声をかけます。
 「止まらんでイケるんで?(阿波弁)」
 「いける。(阿波弁)」返ってきます。

 いくつめのサービスエリアでしょうか。
 ふと、近づいたことを知らせようとしたら、母は静かに寝息を立てています。
 あまり強行軍にしないつもりだったけど、ちょっと疲れているかな?
 この辺りは道も良いし、助手席の人は疲れていたら寝てればいいよ。

 今からウン十年前、母の運手する車のナビシートで…よくウトウトしたものでした。
 それから今となっては、母を車に乗せてウトウトさせるまでになりましたか。
 もう、このまま帰宅してかまわないでしょう。

 と、思っていたら。
 レーダー探知機が「ポーン!これよりトンネル多い区間に入ります!」と唐突に高い音を出します。
 これで、母を起こしてしまいます。
 油断しました。手を伸ばして止めることも出来ず。

 「板野で降りるんで?」起き抜けの母より尋ねられます。
 「いや、このまま鳴門まで行く。」応えます。

 いくつかトンネルを抜け、途中カーナビの「徳島県に入りました!」にも久々にビックリさせられ。
 さらに高松自動車道を東進します。

 時に16時45分。鳴門インターチェンジより流出します。
 ここまで帰ってくれば、母の家まで…もうひとがんばり。
 一般道も通過する時間帯が早かったので、まるで渋滞もなく走行します。

 17時過ぎには母を家へ送り届けます。
 わたし自身も何ら問題なく、18時前には無事に帰宅しました。
 今朝からだと、四国の北東部を1週してきたのですが…それでも300Km。そんなものかな?

 今回も、車で巡拝したので…あっさりしてます。
 走行困難な路面凍結に遭遇したため引き返したこと以外、特に何ら問題がなかったのは幸運でした。
 反省点と言うか、心残りと言うか「大興寺さんも打ってきたら良かったかな?」は…ありますね。

 さて、次回はどこに向いて行こうかな。

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