【第2拝】第27番札所「神峯寺」
【第2拝】第27番札所「神峯寺」
平成19年12月24日 16:10
第26番札所「金剛頂寺」を後にして、第27番札所「神峯寺」へ向かいます。
スムーズに山道を下り、国道55号線まで戻ってきます。さらに西進します。
国道は、室戸岬の形に添って大きく弧を描いた後、北向きの進路となります。
単調に伸びる沿岸線は、時に複雑な室戸岬の形に合わせるかのように…進路は西へ…北へ…また西へと緩やかに移り変わります。
景色も単純な海沿いの道ばかりでなく、市街地、商業地、田園地と変化に富みます。
睡魔に襲われる暇もなく。
けっこうな距離を走行します。
おぼろげな記憶では、間もなく右折して北進。山道へ入るハズですが…。
国道55号線からの入り口が分かりにくいです。
「おっと!ココだ!」と思ったところで、後続車に注意しつつブレーキをかけます。
「ドライブイン27」を目印にすると良いかと思われます。

路地へ入り、北進を始めます。
少しも走らないうちに「地場産品直売こうのみね」です。
お接待所もされているのかな?歩き遍路へは荷物の無料預かりもされているようです。
土佐くろしお鉄道の高架線下をくぐってから、本格的に山道を登り始めます。
登り始めは大したことないのですが、民家が見えなくなってくるあたりから徐々に険しくなってきます。
あら?工事中の区間があります。道幅を拡張中のようです。きっと、次回には…このあたりは走りやすくなっているのでしょう。
空では雲行きが怪しいようです。
かなりドンヨリと曇ってきました。あまり天気予報が当たるのも困りものだな。

登りの山道は、いよいよ佳境です。
急な坂、道幅せまい坂。うわぁ!これは大変だ。
でも、対向車さえ気をつければ…あんまり怖くはないので、どんどん登ります。
ちょっと楽しいかも?
歩きだと大変だろうな…よりによって「このタイミングに」ですよ。長い平坦地の後に、強烈な山道です。
霊山寺さんからの行程では、何日目あたりになるのかな。
相当に登ったところで駐車場です。
「ドライブイン27」の出店があるようです。
駐車場で降車、白衣を整え、ウェストバックを腰に巻き、デイパックを背負います。


約35Kmを1時間ほどで到着です。歩きだと10時間ぐらいでしょうか?山道があるから…もっとかかるかな?
安芸郡安田町の第27番札所「神峯寺」です。
いきなり、コンクリ舗装の急な上り坂を歩きます。
平坦になったところで、仁王門です。一礼の後、境内へ臨みます。
続いて中門、そして納経所です。
ここから、キツい石段へ向かい、登り始めます。
こんなにキツかったかなぁ?

大きな本堂へ参拝です。
右手にデジカメを持った青年に追いつかれています。
わたしから「撮ってあげましょうか?」と尋ねます。
「いいえ。」とのこと。
青年は、お参りの様子もなく去っていきます。ま、それはそれで…。
改めて、落ち着いて…お参りします。


広い高台にある大師堂へ参拝します。誰もいません…。
本日の最後でもありますので、気合いを入れて読経します。

石段を降りて、納経所へ向かいます。
作務衣姿の若い女性が、参道で掃き掃除をしています。
わたしの姿を見つけて…掃除の手を止め、慌てて納経所の窓口まで戻ってこられます。
無事に、納経の印をいただきます。
お礼を申し上げて退出します。
「お気をつけて!」と見送られます。
特に「本日の最終」と言っても変わりなく。
しばしの散策をします。一区切り付いたところでノートの整理です。
納経所の若い女性は、また外に出て掃き掃除をされています。

日が暮れてきました。
冷えてきました。
そろそろ、退出です。
ふと、声がかかります。
「24番さんで一緒でしたね!」初老の男性より。
あぁ、思い出した。第24番札所「最御崎寺」の石柱前でカメラをお願いしたオジサンだ。
「最後も一緒になりましたね!」応えます。
車遍路同士だと…そういうものです。全く同調したり、区切りの良いところで同じくなったり。追い抜いたり、追い越されたり。
神峯寺さんは、ある意味で「良い区切り」になるかも知れません。
オジサンより声がかかります。
「徳島からだったかね?」
「そうです。徳島からです!帰り道で悩んでいます。」応えます。
「元来た道を帰ろうか?南国まで行って高速に乗ろうか?」続けて話します。
オジサン曰く。
「わたしは高知の人間ですが、南国からが良かろうと思いますよ?」とのこと。
なるほど。と了解します。
お礼を申し上げて分かれます。

さて、自車まで戻ってきます。
カーナビによると、距離的には、安芸市、南国市経由、南国ICからのほうが、行程で30Kmほど長くなるようです。
ただ、到達時間は同じぐらいです…。
これは、オジサンの言うとおりで正解のようです。
確かに行程は長くなりますが、夕暮れから夜間の走行では「高速道路の利用が長い方が楽」でしょう。
同じ時間を使っても、内容は全く異なります。
時に17時10分。第27番札所「神峯寺」を後にして、帰路につきます。
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