【第2拝】第30番札所「善楽寺」
【第2拝】第30番札所「善楽寺」
平成19年11月3日 16:33
第29番札所「国分寺」を後にして、第30番札所「善楽寺」へ向かって歩き始めます。
車遍路向けの案内板を見かけますが、歩き遍路だと参考程度で…たぶん遠回りになります。
土佐の国分寺さん、第2駐車場の前を通る路地を北進します。
ここで案内板の通り、県道45号線まで戻ると…ひどく遠回りになります。あくまでも「あの案内板は車遍路」のためと考えて間違いないでしょう。
ざっと見通した感触では「へんろ道保存協力会」のシールは見つかりません。
ややもすると、迷ったり…遠回りになる歩き遍路もいるかも知れません。

路地を突き当たると、丁字路です。
案内板で「歩き遍路は左へ。車遍路は右へ。」と大きく掲げられています。
やはり、県道まで戻らず、国分寺さんの第2駐車場前を通過して北進したのは正解だったようです。
この地点から、県道256号線を西進します。
失礼ながら県道には見えませんでした。市道かな?農道かな?とか…。
しばらく歩くと、国道32号線バイパスです。
その昔、わたしが高知に住んでいた頃は「高知東道路」なんて呼んでいましたが、それは今でも変わらないのかな?
このあたりは、高速道路で高知道の南国ICから流出すると、多くの場合で通過するので馴染みのある方もいることでしょう。
国道32号線バイパスを渡って、さらに県道256号線を西進します。
国分川の支流と思われる川を渡った頃には、県道384号線の南進を始めます。
案内板が多く立っています。
たぶんに迷いやすい構造なんですよ。

県道384号線は大きく緩やかな弧を描き、西向きのルートとなります。
国道32号線のつもりでいましたが、今では県道になっているのですね。
ま、このような道路は今では多くあります。
時に15時31分。
定林寺バス停前、国分寺さんより1時間ほど歩きましたがギブアップ寸前です。
朝からだと…けっこう歩いていますよ?日頃から歩くことに慣れていないと…こんなものです。
バス停とか、タクシー乗り場とか…見つけると心動いてしまうのですね。

さて、次のバスは15時36分です。あと5分です。
乗ってしまおうか?続けて歩こうか?悩んでしまいます。
「えーい!あと半分!」と、歩きで続行の意志を固めます。ここまで歩けば、後半も歩けるでしょう。
まだ時間的には余裕があります。
さらに、県道384号線を西進です。
高速道路、高知道の高架線が目の前に見えます。だいぶん歩いたなぁ。
ふと、後方から大型車らしき騒音でバスの接近に気づきます。おもむろに振り返ります。
あー!これだ!
乗ろうか?どうしようか?悩みつつ…乗らなかったバスです。
15時39分。バスに追い抜かれます。
覚悟を決めて、さらに西進します。
徐々に登りがキツくなってきます。歩道から右側の車道は車がバンバン飛ばしています。登坂レーンもあるみたいです。

時に15時57分。
逢坂峠を越えます。
やっぱりバスに乗ればよかったカナ…。
後悔はありません。元より歩くつもりでしたし、これはこれで良しとします。
「へんろ道保存協力会」のシールを見つけます。
県道を離れ、突然に墓地公園へ入るルートを示しています。
札所は墓檀家を持っていないと思われるので、きっと無関係でしょう。

すぐに墓地公園を抜け、住宅地に入ります。
協力会シールを交差点ごとに見つけます。
これまで、あまり見かけることはありませんでしたが、頻繁に見かけることができます。
それほどに「難しい区間」と見て良いでしょう。
住宅地の途中で、ネコさん見つけます。
話しかけながら近づいていき、しゃがむと…すり寄ってきます。
人なつこいようです。かわいい。
ネコさんに出会うのは久々かな?

時に16時24分。
住宅地の路地を抜けると、善楽寺さんへの案内板を見つけます。
いよいよ近づいてきました。もう、ここまで来れば迷うこともないでしょう。
土佐神社の山門前で、2人の男性…歩き遍路と出会います。
お約束の挨拶と同時にカメラマンもお願いしてしまいます。
この土佐神社、明治の廃仏毀釈の余波で奥之院さんも含めて、二転三転と曰く、由来があるそうです。
四国第30番奥之院「安楽寺」へも遠からず将来には赴きたいところです。

山門から境内へ臨みます。
白石を打たれた参道を進みます。
近所の方でしょうか?犬を連れて散歩中の男性より「あと200mがんばれー!」と声をかけられます。
会釈をして擦れ違います。
約7Kmを2時間ほどで到着です。
高知市一宮の第30番札所「善楽寺」です。

時間が押しているので、失礼して参拝より先に納経所へ向かいます。
先客の方が「泊まれる寺が近くに無いか?」と尋ねています。正直なところ「早くしてくれ!」と思いますが…口には出さず。
納経所のおじさん曰く。
「足摺、室戸の寺はやってるところあります。」
「うちも含めて、他で近くの寺も昔はやってたんですけどねぇ…」とのこと。具体的に第何番と、何ヶ所か札所の番号を出しつつ。
わたしは近隣で宿泊設備が有ったところを知らなかったので、思わず口を挟んでしまいます。
「この近くで宿坊されてるところも有ったのですねぇ…?」
納経所の方「裏を改築するまでやってました。やはり街中など旅館もホテルもありますし…。」
「なかなか難しいところもありまして。お寺も大変なんですよ。」とのこと。
居合わせた一同が「なるほど!」と思わせるような、お寺の苦労も忍ばれるお話でした。
ほか、今日の日程の話題へと。
わたしより「今日は朝早くから起きて28番さんから歩きました!」話題転換。
納経所の方「そういう人、今日は多いね。祭日だし。朝から忙しかったよー。」とのこと。
「明日も午前中が忙しいかもね?遠方から来てたりして。」話を合わせます。
ほか、ほうぼうへ話題は展開します。
「今日はこちらで打ち終わります。」話の締めくくりに。
「ごくろうさま!」と見送られます。
順序は後先になりましたが、本堂から大師堂へと参拝します。
ちょっと気になる風貌の、歩き遍路と思しき男性を見かけます。この時間帯はお互いがバタバタするので、声もかけずに平行しつつも…全くの別行動を執ります。


時に17時15分。「善楽寺」を後にして宿探しのため高知市中心部へ向かって歩き始めます。
すでに日も暮れかかっています。
本日のノルマは達成しました。
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