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2007.08.14

四国第13番奥之院「建治寺」

四国第13番奥之院「建治寺」
平成19年8月14日 14:57

 快晴。
 そして猛暑日になる一歩手前。テレビでは気温が34度に達する勢いを告げています。
 阿波踊りの第3日目。少し街中へ出れば「ぞめき」の喧噪が聞こえてくるのでしょうが…向かう方向は違います。

 第2拝、21日目としてスタートです。
 時に14時ちょうど。遅めの出発です。車での順拝です。
 四国第13番奥之院「建治寺」を目指し、続いて四国第14番奥之院「慈眼寺」を打って2ヶ寺の順拝で終了の予定です。

 徳島市中心部を通過せず眉山の南側を通ります。国道438号線から県道208号線を経由。続いて県道21号線を辿るルートです。
 道幅は狭いところもあるものの、このルートで混んだ記憶が無いので県中央部を目指すときには時折に利用します。県西部を目指すときは迷わず高速道路を利用しますが…。
 とりあえず、カーナビの目的地には大日寺さんを入力しておきます。

 14時29分。第13番札所「大日寺」駐車場で休憩します。
 まだ、そんなに走っていないんですけどね。
 カーナビの画面をスクロールさせて、建治寺さんへの道を探してみますが…今ひとつ要領を得ません。

 「ま、すぐに分かるでしょう?」
 短い休憩の後に発進します。

Imgp4976

 県道21号線をさらに西進します。
 すぐに入り口の案内板は見つけることができたのですが…。
 登りかかっても、予想していた険しい山道にならず…尾根に沿った平坦な道を進みます。

 「これは…違うな?」
 ひとまず北進。すぐ県道21号線に戻ってきます。そして案内板へもすぐ戻ってこれます。
 仕切り直しです。

 迷っても、お大師さまの思し召し。
 得た時間を有効に使いましょう。

 「険しい山道のハズだけど…」
 分岐点があれば、登り坂へ…より高くなる方へ。
 正解でした。ほどなく1本道となり「四国三十六不動霊場」の赤い幟を多く見かけるようになります。

 険しい山道は予想を超えています。
 時折に「道幅の狭いところ」「急勾配」の両方を備える区間に何度も出くわします。
 これまでの順拝で山道には慣れているつもりでしたが、おっかなびっくり…ローギアの最徐行で登ります。

 ふと視界が開けます。
 徳島市入田町の四国第13番奥之院「建治寺」です。

/*----建治寺さまサイトより引用
 当寺は白鳳時代天智天皇の頃(661~671)役行者(えんのぎょうじゃ)を開基に、金剛蔵王大権現を御本尊として発祀しました。弘仁年間(810~824)弘法大師が四国巡礼の折、当山に登り霊験あらたかなその聖地に感じ入り、修行場所として最適な霊地と逗留されることとなりました。その修行中、金剛蔵王大権現を感得し自ら御本尊像を彫刻、深く岩窟の奥に安置されました。
 天正年間には阿波藩主蜂須賀公祈願所として栄え、近年では貞阿上人の業績にと今なお脈々と命打っています。現在、蜂須賀公が刻ませた像を加えて二体の金剛蔵王大権現像が祀られています。
/*----ここまで引用

 山門を過ぎたところにある駐車場で降車。
 白衣を整え、ほか装備品の準備をします。

 車で山門を越えてしまいましたので、歩いて退出。
 改めて、合掌の後に入り直します。

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 山門から、さらに長い参道が続きます。
 歩いて進みます。

 暑いですねぇ。
 周囲に蝉の声が響きます。
 堰を切るように汗をかき始めます。

 本堂、大師堂、寺務所と見え始めた頃。
 歩き遍路と思しき、初老の男性と出会います。
 白髪と、仙人のような白い髭に一瞬たじろぎます。
 変わった形の杖、先がとぐろを巻くように丸まっている…金剛杖でもなく、錫杖でもなく…記憶に深く残ります。
 恐れ多くて「写真撮ってもらって良いですか?」とか「撮らせてください!」も言えず。
 「こんにちわ!」と挨拶を交わして…すれ違います。

 歩き遍路さんも来られのですね。
 確かに、第12番札所「焼山寺」からの順路とも言えなくはないですが…。
 もしかして「すごい人」と出会っているのでしょうか?

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 スロープから石段と登ります。
 本堂へ参拝します。
 石段を降って大師堂へ参拝です。

 真新しい…きれいな納経所へ向かいます。
 「奥の院でお願いします」と納経帳を渡します。
 紺色の作務衣の若い女性から納経の印をいただきます。
 途中、小さな女の子が近くから眺めていますが…何も問題なく完了します。

 いらぬことを聞いてしまいます。
 「妹さんですか?」先ほどの小さな女の子について。
 作務衣の女性は子供がいそうな歳には見えないし…ほか予想できるのは、この時期なら夏休み中の姪とか?
 「子供です」とのことでビックリしてしまいます。

Imgp5003

 納経所を後にして、参道を戻ります。
 せっかくですので「不動明王石像」も拝見します。

 それにしても暑い。
 時折に吹く山の風で涼を感じます。

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 ところで?
 タヌキさんの像って何だろう…。

 時に15時57分。「建治寺」を後にして、四国第14番奥之院「慈眼寺」へ向かいます。

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2007.08.18

四国第14番奥之院「慈眼寺」

四国第14番奥之院「慈眼寺」
平成19年8月14日 16:20

 四国第13番奥之院「建治寺」を後にして、慈眼寺へ向かいます。
 険しい下りの山道ですが、この度は不思議と険しさも感じず…難なく県道21号線まで戻ってきます。

 ひとまず、第14番札所「常楽寺」を目的地として入力していたカーナビは、橋を渡って県道123号線を辿るルートを示しています。
 続いて、県道207号線を経由します。
 …よく地図を見ると、下山後も県道21号線を東進のほうが分かりやすいハズです。なんと言っても、第13番札所「大日寺」前を通りますので。
 ま、ナビ様の言う通りにしておきますか…。
 程なく、6月に歩いたルートへ合流します。

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 時間が押してきましたので…先に納経所へ向かいます。
 お参りの時間を考えると、納経所が閉まってしまう可能性が考えられます。もう1時間ほど早く自宅を出発しなかったことが悔やまれます。

 時に16時20分。第14番札所「常楽寺」へ到着します。
 四国第14番奥之院「慈眼寺」へ納経の印の朱印等は、常楽寺さんの納経所で受けることが出来ます。

 山門で一礼。
 境内へ臨み、納経所へ向かいます。

Imgp5012

 見覚えのある女性より、非常に丁重なお迎えをしていただきます。
 「お暑い中、大変にご苦労様です。よくお参りされました。」穏やかに。
 「後先が逆になって申し訳ありませんが…奥の院さんでお願いします。お参りはまだなんですが…。」恐縮しながら伝えます。
 「大丈夫ですよ。道はお分かりになりますか?」静かに、そして落ち着いてお答えいただきます。
 「いえ…それが分からないんです。」ますます恐縮してお尋ねします。

 丁寧に教えていただきます。
 「近道もあるのですが、歩いていただきたい道がございます。石段を下って左手へ、道沿いにお宮さんがあります。奥の院は…その奥です。」とのこと。
 「なるほど。歩き遍路の道ですね!」速やかに理解します。

 順序は後先になりましたが…。
 無事に、奥の院さんへの納経の印をいただきます。
 お礼を申し上げて、納経所より退出します。

 山門で一礼。
 石段を下ります。

 懐かしい遍路道を歩きます。
 なるほど。奥の院さんと本寺が近い時には「本来の道を行く」のもよろしいでしょう。

 すぐに、お宮さんは見つかります。
 参道をお聞きしたとおりに進むと、四国第14番奥之院「慈眼寺」です。
 時に16時40分。これからが本当の参拝です。

 当寺でお世話になった、歩き遍路も少なくはないのではないでしょうか?
 こと、ご縁ほか、タイミングもありますので…誰も彼もが手厚い加護を受けられるとは限りませんが…。

 本堂へお参りです。
 清々しい気持ちで読経します。

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 ふと、気がつけば…後方から原付バイクらしき走行音が聞こえてきます。
 なるべく気にしないようにしていましたが、背後の近くでエンジン音が止まったところで振り返ってしまいます。

 お坊さんの正装。ご住職と思われます。
 「ご苦労様です。」と声をかけていただきます。
 忙しそうに車に乗り換え去って行かれます。お盆なので忙しいのでしょうね。

 大師堂へ参拝です。
 場所、方向に少し悩みますが…すぐに分かります。

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Imgp5020

 しばし散策です。
 常楽寺さんとは最短距離で結ぶルートもあるようですが…ここは、やはり「本来の遍路道」で歩いてきて良かったと感じます。
 ぶっちゃげた話。第2駐車場から「右折しますか?左折しますか?」みたいな…極めて短距離です。
 「ついで参り」は…なるべく避けたく。そして可能な限り、山門、仁王門から境内に臨みたく。

Imgp5021

 時に17時13分。「慈眼寺」を後にして、帰路につきます。
 自然と本日の往路と似た道を辿ります。

 小さな渋滞はあったものの、特に問題ありませんでした。
 18時ごろ、無事に帰宅します。

 さて、今回の遍路は…。
 聞けば名刹として多く、歴史、景観、寺務所での対応と素晴らしいものでした。
 反省点は、出発時間が遅く終盤でドタバタしたことです。

 今回の区切り遍路は、おおむね良好でした。
 さて、次回はどこに向いて行こうかな。

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