【第2拝】第12番札所「焼山寺」
【第2拝】第12番札所「焼山寺」
平成19年4月26日 16:00
第11番札所「藤井寺」を後にして、住宅地を抜け山道へ向かいます。
藤井寺さんから、焼山寺さんへのルートはいくつかあります。
今回は「梨ノ木峠越え」から進行してみます。30Kmと少し。1時間の予定です。
ちなみに歩きだと12Kmと少々のようです。6時間ぐらい?
良くある話で、キレイな道での走りやすさと、早くたどり着きたい…なるべく短い距離を望むのは、両立しないトレードオフの関係にあるようです。
こと、この区間は顕著で、走りやすいキレイな道を望めばかなりの遠回りになります。短い距離を望めば車の対向も困難な、狭く険しい道となります。
梨ノ木峠越えは、いたるところ改良、改修されてはいるものの険しい類に入ります。山道に慣れていない方は、四国別格第2番「童学寺」付近を通過する…遠回りをしたほうが良いかもしれません。
いっそのこと、徳島市国府町まで戻って第17番札所「井戸寺」から逆打ちにするのも1つのプランかも?

さて、県道31号線の山道に望みます。
このあたりは序の口で、快走を続けみるみる高度が上がります。カーブがきつくなり、道幅も狭くなったあたりからが本番です。
途中、県道から外れカーナビに出てこない林道を辿ります。私道なのかな?
時折に真新しいアスファルトが張られた区間があります。けっこうな山奥なので不思議な感じを覚えます。
気がつけば、県道43号線へ合流しています。
カーナビゲーションは順路として県道43号線を指しています。
「おや?案内板が反対を向いている…?」そして、案内板の指し示す方向はカーナビでは道が表示されていません。
悩んでしまいます。

「案内板のほうが最短だろう!」と信頼して進行します。カーナビでの自車位置は山中の何もないところを進み始めます。
少し不安になったりして。ま、悪いようにはなるまい!
さらに林道を慎重に進行です。
分岐点のほとんどに案内板があります。これは大丈夫と一安心します。
予想通りの「すごい山道」もありましたが、慣れたハンドリングで通過します。
途中1度、道幅の思い切り狭いところで対向車と入れ替わるのに手間取ったぐらいで、特にトラブルもなく。
また、この対向車のドライバーが白衣に輪袈裟の出で立ちの男性…逆打ちなんですねぇ。すれ違うときにはお互い軽く会釈です。
もう「林道はお腹いっぱい!」と思い始めた頃、カーナビは目的地へ近づいたことを告げています。
ここまで未舗装の区間が無かったのは意外でした。
最後のコーナーを抜けると、とたんに視界が広がります。

時に16時ちょうど。
第12番札所「焼山寺」駐車場です。雰囲気は裏門から入るような感じです。
降車して軽く背伸びをします。
そして身なりを整え、携行品を準備します。
これより短いながら歩きになります。

さて、参道へ望みます。
「キレイになってるよ!」とは聞いていましたが…これほどとは。ところどころ工事中のところも残っていますが、前回からは見違えるほど様変わりしています。
整った参道を進みます。
ご寄進の銘に知った名前がないか時々見ます。
右手に広がる巨杉群を眺めながら、「3月ごろに来たら花粉で大変だよ?」なんてくだらないことを考えてしまったりします。
そう言えば、ここ焼山寺さんあたりから、わたしは他のお遍路さんと積極的にかかわるようになったのでした。
懐かしい石段はもう近くです。

石段を登り、仁王門で合掌の後、境内へ望みます。
…境内も様子が変わってる!
大師堂、納経所が新しくなってますね。
ほか白木で建てられた寺堂が増えています。
若い男性の歩き遍路さんに出会います。
この時間にこの地点って大丈夫かな?ちょっと心配してしまいます。
挨拶を交わし行き違います。
人影は思ったより多くなく。
納経所の閉まる時間が近いからでしょうか?
難所なので、ピークの時間帯はもっと早い時間なのかな?


本堂から大師堂へと参拝です。
この節、巡拝が久方ぶりにもかかわらず…わりと真面目に読んでます。
マイクロバス級の小さな団体さんが到着です。
あら?まだまだ続いて到着の様子。
微妙な時間帯にもかかわらず、にわかに賑わしくなります。
この方たちは、ここ焼山寺で打ち終わりにして帰路につくのかな?麓の宿でも泊まるのかな?

納経所では特に混雑もなく、無事に納経のしるしをいただきます。
筆が止まったところで声をかけさせていただきます。
「キレイにされましたねぇ!」
「前はいつごろ?」と問われます。
「3、4年前でしょうか?」
「3、4年前なら上(境内の)でしよった頃かなぁ?」思い出されるように。
「そうでした!上の段でした。」
ほか、いくつか言葉を交わし…お礼を申し上げて納経所を後にします。
しばし散策です。
いつの間にか、さらに人影が増えています。
カメラマンお願いする方に事欠かないようで…その実、あまり声をかけられていません。
合掌の後、仁王門から退出します。
ほかの方々も時間がそろったように退出を始めます。
ん~。特に変わった出会いはなかったですねぇ。

時に17時05分。帰路につきます。改めて、来月5月20日に参ります。
往路とは逆方向、神山方面へ下りの山道です。
17時17分。
「おへんろ駅」へ到着です。
「最後まで残った空海の道ウォーク」では藤井寺へ戻るバス乗り場になるようです。
車では10分少々で下って来てしまいましたが、当日はどれだけ時間がかかることやら…。
山道コースでは、最後にして「最大の難所」と聞いています。

17時24分。
焼山寺で出会った、歩き遍路の青年を追い抜いてしまいます。
地元のおじさんに道を尋ねている様子。宿までの距離でも聞いているのかな?
銀マットを丸めてザックに固定しているのが目立ちます。この時間に…大丈夫かな?
4月下旬に、この標高で野宿は厳しいぞぉ?
「宿に間に合うの?道分かる?」ウィンドウを開けて声をかけてしまいます。
「そうよ!この兄さんに神山温泉まで乗せていってもらったら?」おじさんは青年に話します。
「…歩こうと思ってまして…」青年は申し訳なさそうに。
「おぉ!それはそれで良い!」おじさんとわたし、似た意味合いのことを同時に声に出してしまいます。
あまり車のお接待を勧めるのも野暮と言うものです。心配は残りますけど。
「お気をつけて!」と声をかけて通り過ぎます。
さらに帰路を進みます。
国道438号線から県道21号線を経由。
つい数時間前に通過した「眉山の南を通る県道」を行きます。山を含めてぐるり1周してきました。
渋滞にも引っかからず快走です。
18時半頃、無事に帰宅しました。
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コメント
焼山寺へ車でいこうかと考えています。私の車にはカーナビが装着されていないので、地図を頼りにいきます。いくつかルートがあるとのことでしたが、道路状況など教えて頂けないでしょうか?車の運転は特に巧いというわけではありませんが、そこそこです。歩き遍路で、遍路転がしを体験してみたいのですが、一人山歩きは未経験で、20日の吉野川ウォークも視野に入れましたが、日程が合わなくて、今年は見送ることにしました。アドバイスよろしくお願いします。
投稿: lovely55 | 2007.05.07 18:08
アドバイスと言われましても少々困ってしまいます。
わたし自身が試行錯誤を繰り返しての進行ですし、全ての道を走破したわけではありません。
強いて言えば、おおよそ本文の通りです。
「キレイな道を望めば遠回り」「近道を望めば深く険しい」と言うことです。このあたりは地図からも読み取れるかと。
そして、案内板を見ることが無くなったら、それは「道を間違えている」と考えて良いでしょう。
空海の道ウォークを見送られたとのこと。残念でした。
もしかしたら?お会いしたかも知れませんね。
正直なところ、コメント欄で質問をいただきましても、大きく時間を割くことが出来ませんので十分な回答をすることが出来ません。
ご了承ください。
投稿: 両眼微笑(^_^) | 2007.05.08 21:22
ご返答頂きありがとうございました。キレイな道は遠回りですか、、。それから、案内板のことも。とても参考になりました。空海の道ウォークは1000人規模と聞いて驚いています。参加されるとのことですし、こちらでも紹介されるんでしょうね。来年も、5月にまた行われると期待して頭の片隅に予定をしておきます。
投稿: lovely55 | 2007.05.08 22:18