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2006.12.18

四国別格第3番「慈眼寺」(前編)

四国別格第3番「慈眼寺」(前編)
平成18年12月18日 15:49

 第2拝、14日目としてスタートです。
 テレビから伝えられる強い冬型の気圧配置は、出発への意志を挫いていきます。
 ただ休日にしては珍しいことに、遅いながらもブランチを済ませ、ほか家事雑用もあらかた片付いています。
 この数日、いささか風邪気味でしたが…今日はなかなか快調です。

 晴れ時々曇り。
 出発には決して悪くない天気。
 年末も押し迫り、今日行かなくて何時行くの?
 この日に巡拝に出られないと「また次回」なんて考えていたら、それこそ年を越してまだ先になってしまうことでしょう。

 今回は標高500m付近まで到着の予定です
 ここ平野部でも相当に寒さ厳しいですが、まだ冷えると覚悟して出なければなりません。
 厚着を重ね。ちょっとジジむさくなるけど…インナーもそれなりに。

 出発時間が遅いのと、明日には日常に戻ってこないといけないので車での巡拝です。
 それと、この時期に登山をする度胸、自信はありません…。

 14時45分。
 十分なアイドリングの後に出発です。
 もっとも本日、1度車は使っているので大して時間もかからず…エンジンの回転は安定します。

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 勝浦川沿いの県道16号線を南進します。
 しばらく走行すると、川の描く弧に沿うように進路は西へとなります。
 遍路道としては、第20番札所「鶴林寺」四国第19番奥之院「星谷寺」へと重なる部分が多いところです。

 ひとまず「新坂本トンネル」を目指します。
 このあたりから、慈眼寺さんへの案内板を見かけるようになります。
 歩きと車では道が違うようです。ま、よくあるケースで。

 そこから「正木ダム」まで届かないところに、車での登り口があったように記憶しています。
 …じつはナビでの検索では、慈眼寺さんが出てこなかったもので、以前に大川原高原から峠越えをした時の朧気な記憶を頼りに…。

 確か「上勝小学校」付近に登り口があったような…。
 このあたりまでくると、大きくて明確な案内板を見ることが出来るので安心です。

 さて、県道16号線から離れ、険しい上り坂です。
 いわゆる「1.5車線」と言うのになりますか。幸いアスファルト舗装はされているものの、アップダウン、ヘアピンカーブと続きます。
 …もう慣れっこと言えば…そうですが。

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 「灌頂ヶ滝」へ到着です。
 慈眼寺さんへ参拝の後にしようかとも思ったのですが、お大師様由来の地でもあるので…どちらを先と言うこともなく。
 別名を「旭の滝」とも呼ばれ、灌頂は水平を意味するそうです。
 その昔、お大師様がこの滝で修行をされたとのことで名付けられたと言われています。
 また「虹の出る滝」として何度かテレビで紹介されたこともあるそうです。残念ながら、わたしはその放送を存じ上げません。

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 第一印象は「岩と滝」です。
 見上げる高さの岩盤から滝が落ちています。高さは資料で、80mのものと70mのものがありますが…どちらにしても「見上げるばかりの高さ」には大きな違いはありません。
 滝の流量は多くありませんでしたが、これは季節によるものと思われます。
 写真では、落水を認めることが今ひとつ難しいような…。
 梅雨時にでも来れば大迫力だったのでしょう。

 石段があるので登ってみます。
 きっと滝の近くまで行けるのでしょう。

 辿り着いたところが、少々の平坦地。
 菩薩像が祀られています。さらに登ったところに祠があります。
 空身で登ってきてしまいましたので、ひとまず合掌とご宝号を唱えるだけで失礼してしまいました。

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 下りは石段ではなくて、脇で見つけた坂道から。
 結局は同じところに降りてくるんですけどね。

 時に16時9分。「灌頂ヶ滝」を後にして、改めて四国別格第3番「慈眼寺」を目指して発車です。
 まだまだ山道は続きます。

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2006.12.20

四国別格第3番「慈眼寺」(後編)

四国別格第3番「慈眼寺」(後編)
平成18年12月18日 16:17

 灌頂ヶ滝を後にして、四国別格第3番「慈眼寺」を目指して山道は続きます。
 案内板では、灌頂ヶ滝から2.7Kmだそうです。
 同じ距離でも、山道では平野部より長く感じるものです。

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 10分ほどで到着です。
 勝浦郡上勝町の四国別格第3番「慈眼寺」です。
 当寺は、お大師様が19歳の頃、世の中の生活苦、病苦ほか一切苦厄を除くために修行中のこと、夢のお告げで不思議な鍾乳洞を発見。
 邪気祓いの護摩を焚いて悪魔悪竜を洞窟の壁に封じ込め、結縁灌頂の秘法を修められたそうです。
 その洞窟が「穴禅定」とされ、お参りされる方が多いとのこと。

 駐車場で降車、白衣を整え、ウェストバックを腰に巻き、デイパックを背負います。
 パッと見「歩き遍路」に見えそうですが…今日は車なんですね。
 着ぶくれしているので、デイパック固定用の横紐を締めると「ハムに凧糸を巻いた」ようです。

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 山門を探すため、車道を歩いて登ってみますが…見あたりません。
 第2駐車場でしょうか?
 境内へ裏から入ってしまったようです。失礼して山門からの入り直しはしませんでした。

 本堂前で小さく雪が固められています。
 これは、そんなに古い雪じゃない。今日とか昨日みたいな感じ。
 …やはり寒い。残り雪がいっそう寒さを感じさせます。

 経本を持つ手が寒さでかじかんで不便です。
 でも、気合いで乗り越えます。

 本堂から大師堂へとお参りしたつもりが…間違えて、大師堂から不動堂へとお参りしていたことに後から気がつきました…。
 …先ほどの「残り雪」も本堂前と思っていたら、大師堂前だったようです。

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 そのまま進行です。ごめんなさい。
 納経所へ向かいます。

 ご住職と思われる方から、納経のしるし…朱印と筆をいただきます。
 ひと区切りがついたところで「残り雪」について尋ねてみます。
 「雪が積まれていたのでビックリしました。昨日は平野部も寒かったですが…。」あたりから。
 「雪は前日です。初雪でした。」とのこと。
 やはり標高500mは厳しい環境のようです。

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 お大師様は現代でも厳しいこの地で修行をされ、数々の偉業を成し遂げられたのですね。
 改めて、思うところもあるものです。

 しばしの散策です。
 頃合いではベンチに座って煙草を吸ってみたり。
 まもなく日没です。

 時に16時58分。「慈眼寺」を後にして、帰路につきます。
 元来たルート、下り坂、県道16号線ほか利用して1時間と少々で帰宅です。

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