【第2拝】第10番札所「切幡寺」
【第2拝】第10番札所「切幡寺」
平成18年5月22日 13:45
第9番札所「法輪寺」を後にして、元来た道を戻り農道を西進します。
大まかな方角は分かっているものの「協力会シール」が要所に無いので不安になってきます。
こういう時は、例えば「あの角まで歩こう!」と思っていても…なかなか近づいてこなくて遠く感じるものです。

30分ほど歩いたところで「無料お接待所」です。
とりあえず、道は間違えていなかったようで…安心します。
デイパックから、カロリーメイトと袋状エネルギー飲料を取り出し義務的に消費します。そう言えば昼食がまだでした。
甘いものばかりでは喉が渇きそうなので、ポットの冷えた水をいただきます。
10分ほどの休憩の後、「さて続いて歩こう!」と思ったところで…。
遠くから金剛杖に付いている「鈴の音」が遠くから聞こえてきます。
しかし方向が、わたしが今まで歩いてきた方向とは違うようです。わたしの進行方向から近づく「逆打ち」でもないです。
先ほど「法輪寺」で別れた、明石からのご夫妻と再会です。
思わぬ方向から訪問でビックリします。
確か?ご夫妻は、うどん屋さんに入っていかれたハズ?わたしはココでは大して休んでもいないですが…。
早くも追いつかれてしまう?
簡単な再会の挨拶の後。
「いやぁ…わたしは気持ち遠回りしてしまったようです。保存会のシールが見あたらないので不安になっていたところです。これで安心しました。」と続けます。
「そうですか?」ご主人、わざわざ地図を出して確認してくださいます。
やはり、2通りのルートがあったようです。
改めて、これからの予定など遍路話になります。
「11番さんはあきらめつつあります。10番さんを14時には出ないと厳しいですが…もう13時を大きく過ぎてるんですよね。」この話題で展開します。
「わたしどもは10番さんの近くで宿を採りました。昨日の終了間際に予約しました!」とのこと。
「なるほどぉ。手堅い。」
「わたしは、11番さんまで行けたら区切りが良いのですが…。」
ほか、吉野川を渡るルートのこと、山を越えるルートのことなど話題は広がります。

「お気をつけて!」と声を掛け合ってお別れです。たぶん、またすぐに再会のことでしょう。
「お先にどうぞ!」と見送られます。わたしは、あちこちで立ち止まって写真を撮るので、少し先に行っておかないとお互いのペースが乱れる元になってしまいます。
それに、ご夫妻と一緒に歩くのも野暮と言うものです。
時に13時20分。「無料お接待所」を後にして続けて歩き始めます。
気がつけば、県道139号線を東進しています。
第9番札所「法輪寺」を後にして、「無料お接待所」を経由、約4Kmを1時間15分ほどで到着です。
阿波市観音の第10番札所「切幡寺」です。

山門で合掌、さらに参道へ望みます。
駐車中の車を横目に進みます。
さて、ここから333段の石段です。第1拝の時には、駆け上がって大変なことになったことが思い出されます。
この時点で…けっこうグロッキーです。
後方から静かに近づいてきた軽四セダンが、不意にわたしの横で止まります。
「歩いて登る?乗ってく?」
これまた、思いがけず男性より声がかかります。
遠慮なく…お願いします。「お赦しの車」ということで…よろしくお願いします。
さっくり石段をパスしてしまいます。営業車の駐車場あたり、境内まであと少しの地点まで送っていただいてしまいます。
何度もお礼を申し上げます。
その間に、団体さんのマイクロバスが次々に到着です。
ドタバタのうちにお別れします。
イソイソと駐車場からの段数少ない石段を登ります。
境内は人多く…賑わしく。
先ほどお世話になった軽四セダンおじさんは団体さんに混ざっています。先達さんでお世話されてるのかな?
「あー!特製納め札」を差し上げるの忘れてました。
もう…今さらなので失礼ながらそのままです。お忙しそうですし…。


別の団体さんの参拝が終わり、一段落した後へ続きます。
順当に本堂、大師堂と参拝します
納経所へ向かいます。特に変わりもなく納経いただきます。
納経所前のベンチに腰をかけます。
若い男性と遍路話になります。たまたまその時、遠目に明石のご夫妻が到着する様子が見えます。
島根から仕事で徳島に滞在中とのこと。出身地では多くの寺院めぐりをされたとのことです。
お若いのに寺院に興味がありそうな方です。
本日は早朝より1番さんから自転車で巡拝されていて、これから11番さんへ向かう予定だそうです。
しばし、順路、近道の話題へ。
ひとしきり盛り上がったところで、特性納め札を差し上げて解散です。
お互いに「お気をつけて!」と声を掛け合って別れます。
明石のご夫妻…奥様から声がかかります。
「さっきのお兄さん自転車やってね!」先にお話したことがあるようですね。
「そうそう!今から11番さんだそうですよ!わたしはあきらめました(笑)」
ほか、これからの予定などの話題へ。夕方の遍路話はこの方向が多くなります。


恒例の到着記念撮影です。
久々に…こちらから提案するでなく、先にデジカメを手渡されお願いされます。
お互いのデジカメを交換して撮り合いです。
お互い「お気をつけて!」声を掛け合ってお別れです。
「これも何かのご縁」と納め札を交換します。

時間的に11番さんは難しいなぁ。吉野川南岸で1泊して続けようかな?
とくに慌てるでなく、しばし散策します。
撮影枚数もどんどん増えます。
ベンチに戻ってボォーっとします。
となりに妙齢の女性たちが座ります。みのもんたさんの言う「お嬢さん」たち(失礼)ですね。
納め札の交換会を始めたようです。
大急ぎで書いている方もいます。
「わたしは印刷してしまいました!」1枚差し出して、声をかけてしまいます。
「わぁ!ブログしてるですねぇ!」
恥ずかしげもなく話題の中心になってしまいます。
ほか、「写真が増えますよねぇ?」から話題が広がります。
「第1拝はポケットアルバムで10冊越えましたよ。」わたしの話から…。
「それぐらいなりますよね~!」
ひとまず、オチがつきます。
「納め札1人だけ差し上げて…他の人にあげないのもね~。」
調子に乗って、同席の方全員に渡してしまいます。
お互い「お気をつけて!」声を掛け合って解散です。

時に15時15分。「切幡寺」を後にして、第11番札所「藤井寺」へ向かって歩き始めます。
登りはパスしてしまった石段を下ります。
山門で合掌、退出です。
もう、11番さんは無理みたいです。
泊まろうか?打ち止めにして帰ろうか?
とりあえず、川島町へ歩くまでに考えることにします。
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コメント
先日高松に行ったときに、白装束をまとい金剛杖を持った人をみかけました。私はお遍路さんに興味があるのですが、夫は年寄り臭いと言い乗り気ではありません。私はうまく夫にお遍路さんの魅力を伝えることができないんです。両眼微笑さんにとってお遍路さんの魅力を教えてください。
投稿: みみ | 2006.06.06 20:34
毎度ありがとうございます。
型通り申し上げると「先祖供養」「自分探しの旅」でしょうか。
わたしの目標、魅力です。
そして、区切りでも巡礼の日を重ねる度に、リフレッシュされるような感があります。
最近では、若干のマンネリ化と言うか…も感じてはいますが…。
よほど信心がなければ、単に「拝みに行く」「車で走る」「歩く」という観点では、魅力を見いだせないかも知れません。
わたしは、元々は信心深い方ではありませんが、不定期でも出立することが出来ます。
さて改めて、魅力、起動力、モチベーションが「何か?」と問われると…先の打ち立ての話は今でも維持できているかと言うと自信がありません。
しかし、惰性で行っているつもりは毛頭ありません。
まぁ、なかなか…思い立つ理由はそれぞれに有るわけで…どなたにも合うように明確に「これが魅力です!」とは説明できません。
こういう話ですので、単に「先祖供養」「自分探しの旅」とするのも、あまりに型にはまっているかな?とも思います。
「修行」と言われますが、確かに苦難を聞くにつけ…そう思う場面もあります。わたしはそこまでの苦行になってはいませんが…。
正直、魅力を説明するには、わたしは力不足です。
そして、どんどん行きなさいと勧めるものでもありませんし…。
明確な返答でなくて申し訳ないです。
以前に別の方から、苦言だけを延々いただいたことがありますが「同じことやってみたら?」ぐらいを思う煩悩は残ります。
このあたり、修行が足りないと思っています。
それでもモチベーションを維持できるのは、我ながら良い傾向だと思っています。
投稿: 両眼微笑。 | 2006.06.07 06:54
コメントありがとうございます。
自分探しの旅・・・素敵な旅ですね。
そして歴史を辿りながら今を見つめ直すなんて
なかなか時間のある時しかできません。
とりあえず行動に移してみます。
投稿: みみ | 2006.06.07 22:19