【第2拝】第7番札所「十楽寺」
平成17年11月24日 15:20
第6番札所「安楽寺」を後にして、さらに西に向かって歩きます。
とりあえず、足の痛みは治まっています。
少しも歩かないうちに、対向方向から見覚えのある…年季の入った自転車遍路の方が近づいてきます。
そのまま通過するかと思いきや、キュッっと目前で止まるのでビックリします。
「安楽寺はコノ先?」とのことです。
「そうです。すぐに分かりますよ。7番さん先に行かれたですか?」お答えしたついでに聞いてしまいます。
「…‥・(ニヤリ)。」
そのまま、含みを残して出発の様子です。

これより阿波市に入ります。
真新しい表示板に「これからのブログはどうしよう…?」なんて、つまらないことを考えてしまいます。
行く道にコインスナックを見つけます。
そう言えば…昼食を摂っていないような気がしますが、さして空腹感もないので一休みしたらこのまま続行です。
店名に少しウケてしまいます。

…なんとなく少し十楽寺から行き過ぎてしまったような気がしはじめます。
本日の登場は何度目か…携帯GPSの出番です。
細い道でショートカットできたようですが、やはり通過しています。
変わった形の交差点から、車道を後戻りすることになりそうです。
第6番札所「安楽寺」を後にして、約2Kmを40分ほどで到着です。休憩を含めても、少し遅めのペースですね。
阿波市高尾の第7番札所「十楽寺」です。

広い駐車場に駐まっている、何台かの観光バスのうち1台を残して…ほとんどが出発の準備中です。
ただいま出発準備中の団体さんは、もう1ヶ所を打ちに行くのかな?
このまま宿に入るのかな?もしかして…解散ポイントへ向かっていたりして?
つまらないことを考えてしまいます。
鐘楼門を写真に納めようと、映える角度を探してウロウロしていたら声がかかります。
「写真撮りましょうか?」
これまで、追い抜いてしまったり、出発前にすれ違ったり…見覚えある歩きの若い女性です。先に到着してお参りも終わっているようです。
「お願いします。」
カメラをお預けします。
…どうも立ち位置が良くなかったみたいで、悩ませてしまったみたいです…。途中、わたしはダンプに轢かれそうになってしまいましたし。
「今日はどうされます?わたしは8番さん行きます。」聞いてしまいます。
「ここで終わりにして宿に入ります。」とのことです。
「ですよねぇ。微妙な時間で…。」
お礼を申し上げて、お見送りします。
鐘楼門で合掌、境内へ望みます。
お地蔵さんの前を通り過ぎ、段数少ない石段を登ると境内が広がります。
…石段を登り切る直前に、地蔵寺で出会った「墨染めの法衣の方」と出会います。
曰く「車だけども『歩き』ぐらい時間を境内で使います!」とのことです。
「なるほどぉ!」
軽く会釈をして見送ります。
タクシーの運転手さんと出会います。
「時間がかかってたから心配したよ!」とのことです。
「ちょっと行き過ぎて戻ってきました(笑)」お答えします。
「何度も来てるでしょうに…どうしたの?」心配そうに言われます。
「いやはや…w」お茶を濁してしまいます。


本堂へ参拝です。
団体さんに途中から混ざってしまいます。この節は多いですね…。
何となく後方から視線を感じてしまいます。
団体さんに混ざって、大師堂へ移動です。
「ボクは歩いてお参り?ボクって歳じゃないか…?」おばさんから声がかかります。
「いやいや…(笑)若作りしてますが結構いってます。若く見られると良かったりします。歩いてます!」お答えします。
開経偈が始まり、団体さんは慌ただしく列を整えます。そのまま、おばさんとの話は途切れます。
お邪魔にならないように、ロウソク、線香、納め札、賽銭と順に納めます。
改めて、最後列に回ってコッソリ混ざってしまいます。
この度、出会った団体さんの撤収が早くてビックリしてしまいます。
納経所へ赴きますが、人は少なく。
順番を待つあいだ、なにげに横をチラリ見てしまいます。
「すごい…!」
開かれている納経帳のページが、朱で塗りつぶされて…文字通り「真っ赤」。もちろん、筆の墨は重厚に揺るぎません。
思わず聞いてしまいます。
「何回ほど回っておいでですか?」
「100は超えた。」「兄さんも歩いて良いこと。気をつけて行きなされ!」とのことです。
「ありがとうございます。お気をつけて!」声をかけてお見送りします。
「重ね印」として、数え切れないぐらい朱印を受けている納経帳は見たことありますが、どこがどう重なっているのか分からないぐらい染まっているのは初めて見ました。
無事に納経いただきます。、
納経所を後にして、散策を始めます。
団体さんに添乗されていたと思われる…お坊さんのご一行です。
思うところもあって話しかけてしまいます。
少し困惑させてしまったみたいですが、しばし話し込んでしまいます。
女性のお坊さんの登場です。これはまた…多くのお坊さんが添乗しているツアーですね。
「お遍路さん。お菓子あげます!」「高野山で有名なお菓子なんです。」
お礼を申し上げて、遠慮なくいただきます。
お見送りします。
さて、境内には…わたし以外に誰もいなくなりました。
ちょっと失礼して石碑の上にカメラを置いて、セルフで記念撮影ですが…。
自信なかったのですが、まぁまぁ…良しとします。


「ありゃ?写真撮ってたの?えらい工夫やなぁ(笑)」
「撮ってあげたのに~!」
声がかかります。タクシーの運転手さんです。
「人がいたら誰でもお願いするですが…誰もいなかったらこんな感じです(笑)。」
続いて、長話になりそうな予感がしつつ…歩を同じくして鐘楼門へ向かいます。
時を同じく一礼の後に退出です。
駐車場では、本日の予定について…またもや長話になります。
そして脱線も脱線も…とにかく脱線です。
けっこうな長話の後、再会を記念して解散です。
時に15時49分。「十楽寺」を後にして、第8番札所「熊谷寺」へ向かって歩き始めます。
残り時間が不安ですが、とにかく西進します。
車道を少し進むと…真横で軽トラが止まります。
見覚えのある方が運転しています。ずっと、タクシーの運転手さんと思っていたら違うようです。
「あっれ~?」思わず驚きの声が…。
助手席側の窓がスルスルと下りて、改めてお別れの挨拶です。
「またご縁がありましたら…。」
走り去る軽トラを見送ります。
ここで「ん?待てよ…?」と考えてしまいます。
「軽トラ。」
「あらぬ方向に脱線して長話。」
「お言葉に甘えたら、ドコへでも連れて行ってくれそうな雰囲気。」
何かタイプに覚えがあります。
すぐに思い出します。
サイト「野宿放浪日記」での、ページ「四国巡礼てくてく編」に何度か登場される…黒田原さん(仮名)ですよ。間違いないでしょう。
これまでご縁があったお遍路さんも多いはず。
きっと有名な方。ご縁があって大変に光栄です。
【第1拝】第7番札所「十楽寺」

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