第66番札所 「雲辺寺」
第66番札所 「雲辺寺」
平成16年11月21日 16:43
讃岐の国「涅槃の道場」の1ヶ所目です。
65番札所「三角寺」からの山道を下って、少しだけ国道192号線を西進して県道を経由した後、三島川之江ICから松山自動車道に流入します。
…ナビは国道192号線を東進のルートを案内しています。「雲辺寺」への山道の入り口は確かに国道192号線沿いに有ります。
ナビの案内を無視してしまったのですが、確かナビの設定は距離優先にしていたはずで、時間優先だと松山自動車道経由、徳島自動車道の井川池田ICから流出を案内したはずです。。。
走行中のモード変更は怖いので、そのまま思うように進行します。間もなくナビも高速道路利用で再検索を完了します。
…失敗したかも?明らかにナビの到着予想時刻は遅くなっています。
特に速度規制は無いようです。わたしの車も小型ながら曲がりなりにも「高速車」に入りますので、それなりの速度で巡航します。
程なく、井川池田ICで徳島自動車道から流出です。日暮れの雰囲気は顕著になっていますが…大丈夫でしょう。
これから、国道192号線を西進します。後戻りになる訳ですが、それほどの長距離では無いはずです…。
「えぇ?こんなに遠かったかなぁ?」
思いの外、後戻りの距離が長いです。素直に、三角寺から国道192号線を東進していれば良かったような感触です。
やっとのところで、山道の入り口が見えます。
迷うのも、遠回りするのも…全ては、お大師様の思し召し…その時間で、自分を見つける旅とするなり、さらに見聞を広めるなり実りのあるものとしましょう。
お大師様、歩き遍路の方は、さらに苦難苦行の旅をされた(されている)のだから。
山道をガンガン登ります。
舗装がしっかりしているところは、対向車に注意しつつ…それなりのペースで。
間もなく、不確かな舗装になります。
この先に駐車場が有るはずで、さらに2Kmぐらい歩く覚悟は出来ています。
ここまで来れば、もう途中で帰ったりしません。
駐車場です。
降車して身支度、携行品など準備します。日が暮れかかっていて、少し寒いし…怖いかも…。
立て札は「本堂まで500m」だそうです。
全然、大丈夫です。時間だけの問題です。


緩やかな上り坂を静かに歩いていくと、程なく寺院の多くの建物が目に映ります。
まだ時間的には余裕があります。
本堂、大師堂と参拝してから納経所でも大丈夫な予感です。
境内には、まだまだ他の参拝の方も見受けられます。
奥地の寺院で、夕闇迫る頃…参拝者は誰もいないような印象を持っていましたが…大丈夫です。帰り怖くない。。。
順当に本堂、大師堂と参拝します。
時に16時58分。。。
「こりゃイカん!」納経所へダッシュで…ハァハァ言いながら走り込みます。
…明かりはついているものの、誰もいません。膝が砕けそうになりました。
「こんにちは~!」何度も呼びますが、沙汰有りません。。。
半泣きになって…納経所を出ます。ここまで来て出直しですか?


トボトボ歩き出すと、本堂裏で掃き掃除をしている方を見つけます。
「納経所は誰もおいでませんか~?(半泣)」と尋ねます。
「いますよ?しばらく呼んでください。」とのことです。
納経所へ踵を返します。
しばらく、間を開けながら呼び続けます。。。
何度目かに、外のほうからワイワイ話をしながら…お坊さん戻ってこられます。
…助かった。。。
指折りの難所なので…車でも難しい部類のはず…出直しはお赦し願いたかったところです。
淡々と納経頂きます。
ドタバタしたので山道整備料の申告を失念してしまいました。
きっと、お坊さんも…軽装、略式の白衣の遍路が間際にハァハァしながら到着は、歩きか自転車と判断されてしまったのでしょう。。。
ごめんなさい。後から気がつきました。
遅なりついで…で、境内を散策します。
すでに他の参拝者の気配は無くなっています。
夕闇の寺院は怖いと思っていたところが…あまり怖くありません。思う存分にウロウロします。
まだ利用は始まっていないようですが、新しい石段など見つけます。

今回は利用しませんでしたが、ロープウェイの山頂駅へも赴きます。
徳島県と香川県の県境を示す…なんと言うのでしょう、アスファルトに埋まる表示を見つけます。
このあたりで日暮れです。
残念ながら「おたのみなす」に腰を掛けることは出来ませんでした。
さて、駐車場まで山道を下ります。どっぷり日は暮れています。
トボトボ歩いて行くのですが、寺堂の明かりが見えなくなるあたりから怖くなってきます。
空気が変わります。
遙か後方で、軽トラらしきエンジン音が聞こえます。たぶん寺院の関係者の方がお帰りなのでしょう。
目前は…足下が見える程度の闇です。。。
帰り道が怖いと言って…21番札所「太龍寺」の帰りも怖かったですが、比では有りません。
失礼ながら、お大師様でもある杖を…いつでも抜けるような形で小脇に抱え強く握り、「南無大師遍照金剛」とつぶやきながら駐車場までの復路を下ったのでした。
きっと、イタチでも出れば大わらわになったのでしょう。
妖怪変化などの魑魅魍魎が出現したときは、漏れなく卒倒したものと思われます。
明かりが遠く、寺院からの山道は…それほど怖かったです。。。
とか何とか言いながら…すっかり台数少ない駐車場では「UnKnown Object」が写らないかと…ストロボ無しでシャッター切りまくったり。
本日の巡拝は、ここで終了です。
帰路につきます。

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